月のこよみ 2025
誠文堂新光社は2024年10月10日に、相馬充氏監修による、ほっこりかわいいイラストと装丁で、月を楽しむための情報が満載の1年365日、毎日姿を変えていく月を、実際に眺めて愉しむためのガイドブック「月のこよみ 2025」を発売した。
はるか大昔、太陽が時計の役割をはたしていた一方で、月はこよみの役割を担っており、毎日変化する月の形、朔 (新月)→上弦→望 (満月)→下弦→朔といった「朔望月(満ち欠け)」のサイクルを1ヵ月と数えていた旧暦では、月の変化は日々の生活に直接結びついていた。
「月のこよみ 2025」では、満ち欠けの様子が一目でわかる2025年の「月の満ち欠けカレンダー」をはじめ、旧暦、二十四節気、毎日の月の出没時刻、毎月の星空、古来日本での月の呼び名など役に立つ情報を掲載している。
また、毎月それぞれ、その月に見ておきたい美しい月が見られる「おすすめお月見日和」の項目では、美しい月が見て楽しめる日時と、その様子を紹介。
それでは実際に2025年の「おすすめお月見日和」を紹介。
「十五夜のお月さま」とよばれる中秋は10月6日。
「後の月」とよばれる「十三夜」は、11月2日。
その3日後の11月5日の満月は、2025年のスーパームーンで、2025年で一番大きい満月となる。
スーパームーンの大きな月が東の空から昇り、いつもより30%も明るく、そして大きく輝く。
また、9月8日の満月の夜、夜明け前に日本各地で皆既月食を見ることができる。
明け方に起こる皆既月食なので西の空に見えるが、皆既食となり月がオレンジ色に見えているのは約1時間ほど。
月は、天体望遠鏡や双眼鏡などの特別な道具がなくても、誰もが眺めて愉しめる身近な星。
その存在を感じ、毎日ぼんやりと月を眺めるだけでも心が落ち着き、ゆとりのある時間を有意義に過せるようになる。
相馬充Profile●国立天文台。専門分野は位置天文学・歴史天文学。主な著書に『天文年鑑』(誠文堂新光社)などがある。
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