
Monotypeが強烈な個性と遊び心を兼ね備えたレトロモダン書体「筑紫AN丸ゴOV-U」を、フォントサービス「Monotype Fonts」に追加。「既存の重なりや食い込みのある書体からの脱却」をテーマに開発した、従来の筑紫書体のイメージを覆す新書体登場
Monotypeは、書体デザインディレクター藤田重信氏による筑紫R書体シリーズの最新書体である「筑紫AN丸ゴOV-U(Ultra)」をリリースしたことを2025年11月12日に発表した。

本書体は、Monotypeが提供するフォントサービス「Monotype Fonts」「FontworksR LETSR」、およびWebフォントサービス「FONTPLUSR」にて利用できる。
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藤田重信Profile

1957年福岡県生まれ。1975年、写真植字機の株式会社写研文字デザイン部門に入社。1998年、フォントワークス株式会社に入社し、数多くの書体開発をする。2004年に筑紫書体を生み出し、2017年に筑紫書体シリーズがグッドデザイン賞受賞。その他多数デザイン賞を受賞。2016年、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演。2024年1月、書籍『筑紫書体と藤田重信』(パイインターナショナル)を発売。
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筑紫AN丸ゴOV 書体開発コンセプト
筑紫書体シリーズの最新作となる筑紫AN丸ゴOVは、従来の筑紫書体のイメージを覆す、新たなコンセプトで制作された書体で「既存の重なりや食い込みのある書体からの脱却」をテーマに開発された。「OV」は「Overlap」の略で、文字を構成するパーツの重なりを筑紫AN丸ゴシックの超特太(Ultra)ウェイトで力強く表現。筑紫AN丸ゴの「AN」は「アンティーク」を意味する。

筑紫AN丸ゴOV-U 特徴
1.強烈なインパクト
太く詰まったシルエットで、視線を一瞬で引きつける。ロゴやタイトル、見出しなど「目立たせたい文字」に最適。強烈なインパクトを与える事ができる。
2.柔らかさと遊び心
丸みを帯びた曲線と、内側のうねるような模様が、柔らかくポップな印象を与える。親しみや楽しさを表現したいときに効果的。
3.和風・レトロ感
漢字をデフォルメした独特な形が、どこか昭和レトロや日本的デザインの雰囲気を醸し出しする。和風デザインやノスタルジックな演出にも向いている。

超極太のウェイトによって、文字内部の空間がほとんど消えるほどの重なりスタイルは、見出しとして圧倒的な存在感と強いインパクトを放つ。さらに、動物のようにも見えるユニークな文字フォルムは、文字組の世界に新たな表情と豊かさをもたらす。
2つの顔を持つ欧文
上:食い込み 下:ノーマル
欧文は単語内で自然に重なるように設計されている。文章にしたときもみっちり詰まった印象を残しつつ読みさすさを実現している。英数字の並びが2種類(ノーマル・食い込み)あり、用途に応じての使い分けが可能。

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