野鳥の食事事典
インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける山と溪谷社は、2025年10月1日に、植村慎吾氏・守屋年史氏(NPO法人バードリサーチ)共著でpiro piro piccolo氏がイラストによる、日本で見られる鳥たち43種の実際の食事を、イラストとともに紹介した『野鳥の食事事典』を発売した。
本書では日本で見られる鳥たち43種の実際の食事を、イラストとともに紹介!
「オオサンショウウオを丸呑みするアオサギ」「毒のあるタネを食べるヤマガラ」「ヒナに自分の糞を与えるライチョウ」など読んで楽しい食事エピソードとともに、SNSで大人気のイラストレーターpiro piro piccolo氏の描く可愛らしくもリアリティのあるイラストで、野鳥の食事を知ることができる。
紹介する鳥の食事は、過去の野鳥の研究、また鳥の調査・研究を行うNPO法人バードリサーチが行ってきた「食性データベース」の記録からピックアップ。
専門家だからこそ知っている鳥たちの知られざる食事が満載で、ページをめくるたびに「こんなものを普段食べているのか」「こんなものまで食べるのか!」と驚きや発見があるだろう。
鳥たちの生き方が反映された「食事」がわかることで、新たな目線から鳥たちを見ることができる。
鳥はもちろん自然や動物が好きな方、鳥を普段観察している方におすすめ。



著・植村慎吾(NPO法人バードリサーチ)Profile●全国の鳥の分布や生態についての調査研究を行う団体・特典非営利活動法人バードリサーチ研究員。「身近な生き物も、知らなければいないのと一緒」「知ることで親近感を持てば、彼らの生活が目に入るようになって楽しいですよ」といったことを考えながら、いろいろな発信をしている。
著・守屋年史(NPO法人バードリサーチ)Profile●NPO法人バードリサーチに勤務。広域に移動する水鳥保護のための「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ」(EAAFP)のシギ・チドリ類の日本国内コーディネーターとして、全国の渡り鳥中継地となる干潟や湿地に足を運び、日夜シギやチドリの調査・保全に取り組んでいる。
イラスト・piro piro piccolo Profile●イラストレーター。多摩美術大学卒業。野鳥が自然のなかで一生懸命生きている姿を伝えることを目標に、可愛らしく親しみやすいイラストを心掛けている。著書に『なつのやまのとり』(山と溪谷社)『意外と知らない鳥の生活』(KADOKAWA)。イラストを担当した共著に『散歩道の図鑑 あした出会える野鳥100』(山と溪谷社)がある。
目次
●身近な鳥
ハシブトガラス/ハシボソガラス/メジロ/ツバメ/スズメ/ムクドリ/ヒヨドリ/ドバト/ヤマガラ/カワラヒワ/モズ/ジョウビタキ/ツグミ/コゲラ/トビ/チョウゲンボウ/ハヤブサ
●水辺の鳥
マガモ/オオハクチョウ/カルガモ/オオバン/コサギ/ダイサギ/アオサギ/カワウ/クロツラヘラサギ・ヘラサギ/カワセミ/チュウヒ/ハイイロチュウヒ/ミサゴ/ウミネコ/エリグロアジサシ・ベニアジサシ/ミヤコドリ/ミユビシギ
●山野の鳥
イスカ/ウソ/ハギマシコ/レンジャク/キビタキ/ハチクマ/サシバ/ヤマドリ/ライチョウ
コラム
人のゲロ(吐瀉物)を食べる鳥/スズメの食事大解剖/ヒヨドリの餌の季節変化/ピジョンミルク/カンムリワシの解毒/鳥が何を食べているかを調べる方法/シギ・チドリの食事/タネをめぐる鳥と植物の関係/渡りと餌資源
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