横組みの日本語をもっと読みやすく、もっと美しくをテーマにした、実用性と審美性のバランスを追求した「純明朝」
タイププロジェクトは、デジタル環境に適した明朝体として「純明朝」を2023年11月13日に発表し、タイププロジェクトのサブスクリプションサービス「TPコネクト」にて提供を開始した。
「純明朝」は『横組みの日本語をもっと読みやすく、もっと美しく』をテーマにした書体ファミリーで、安定した読み心地が得られるよう、それぞれのウエイトにおいて適切なコントラスト(縦画と横画の太さの比率)を設定。
オンスクリーンで敬遠されがちな明朝体の弱点を克服するとともに、画面にうるおいを与えるべく明朝体の美しさを十分に引き出す書体設計をおこなっている。
「純明朝」は、横組みを主眼にしつつも、縦組みでも実用性と審美性のバランスを高い基準で満たすことを目標にした。
極端に強い個性を打ち出すのではなく、安定感を重視し、各ウエイトのコントラスト値を微妙に変えることですべてのウエイトで純明朝の印象が同じになるように調整をおこなっている。
タイププロジェクトの代表取締役である鈴木 功氏は、「純明朝は2015年に試作を開始し、書体が完成するまでに8年を要しました。とくに漢字の制作は、筆画の細部から骨格の設計に至るまで試行錯誤の連続でした。仮名のデザインも、オーソドックスでありながら新鮮な表情をもたせるのは容易ではありません。しかし我々は、読みやすくて美しいという目標に焦点をしぼり続けました。結果として、オンスクリーンに適した純正デジタル明朝体を完成させたと自負しています」と述べている。
純明朝ファミリーは、UL(ウルトラライト)、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)、H(ヘヴィ)の7ウエイトで構成。
ULとELは、キャッチフレーズやヘッドラインなどの用途で極細ウエイトならではの繊細な美しさを発揮。
Lは本文に最適なコントラストを設定したウエイトで、純明朝の中核をなすフォントとなる。
Rは紙面・画面を問わずキャプションなどの小さなサイズで安心して使用できる。
BとHは見出し用途で新鮮な印象を与えたいとき重宝するフォント。
「純明朝」製品詳細
▼URL
▼販売価格 (税込)
「純明朝」は、サブスクリプションサービス「TPコネクト」で利用できる。
TPコネクト:30,000円/年額
https://typeproject.com/service/tpconnect
*TPコネクトは、AXIS Fontファミリー、TP明朝、TPゴシック、TPスカイファミリー、純明朝、SST JP、TP国立公園明朝、都市フォントおよび四季フォントシリーズのすべての書体ファミリーを年間定額で利用できるサービスとなる。
■Webフォント
REALTYPE.jp サブスクリプション
■製品仕様
文字セット:9,499字(StdN)
ウエイト:UL(ウルトラライト)、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)、H(ヘヴィ)
フォーマット:OpenTypeフォントフォーマット
動作環境:macOS、Windows 10/11(日本語版)
▼プレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/a/?f=d20509-37-94bef8b9f4e043dee19a7b5e21d29e1f.pdf