美術の経済 “名画”を生み出すお金の話
インプレスグループでIT関連メディア事業を展開するは、元経済誌記者の美大教授・小川敦生氏著書による、アートの世界をお金からひもといた新しい観点のビジネス書「美術の経済 “名画”を生み出すお金の話」を2020年10月22日(木)に発売した。
小川敦生Profile●多摩美術大学芸術学科教授、美術ジャーナリスト。1959年北九州市生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。日経BP社の音楽・美術分野の記者、『日経アート』誌編集長、日本経済新聞社文化部美術担当記者等を経て、2012年から現職。「芸術と経済」「音楽と美術」などの授業を担当。日本経済新聞本紙、朝日新聞社「論座」、ウェブマガジン「ONTOMO」など多数の媒体に寄稿。多摩美術大学で発行しているアート誌「Whooops!」の編集長を務めている。これまでの主な執筆記事は「パウル・クレー 色彩と線の交響楽」(日本経済新聞)、「絵になった音楽」(同)、「ピカソ作品の下層に見つかった新聞記事の謎」(日経ビジネスオンライン)、「ぐちゃぐちゃはエネルギーの塊?マーラーと白髪一雄のカオス」(ONTOMO)など。主な編著書に『美術品を10倍長持ちさせる本』『日経アート・オークション・データ』など。日曜ヴァイオリニストおよびラクガキストを名乗る。Twitterアカウントは@tsuao、Instagramアカウントはatsuoogawa
元経済誌記者の美大教授・小川敦生氏による、まったく新しいアート×ビジネス書「美術の経済 “名画”を生み出すお金の話」
アートというと、お金では測りきれないものというイメージがあるが、人間が生み出すものである以上、コストなしには成立しえず、また、オークションなどに出されれば金銭的価値に換算される。作品を所蔵する美術館にしても、作品を購入したり保管したり、美術展を開催したりするのにも費用がかかる。このように、アートとお金は切っても切り離せない関係といえる。「美術の経済 “名画”を生み出すお金の話」は、西洋美術や浮世絵といった作品の数々と、作品をとりまく経済活動に着目し、元経済誌記者である筆者・小川敦生氏ならではの視点でアートを紐解いた。
美術やアートにハードルを感じていた人でも面白く読める「美術の経済 “名画”を生み出すお金の話」
「美術の経済 “名画”を生み出すお金の話」では、絵画に描かれた中身よりも、「その作品の経済的な価値がどのように形成されたか」「その作品が生まれた背景は何か」「1人の生活者として作家はどう生きたか」といった内容を、素朴な疑問に見立てて解説している。
従来的な絵画の読み解きとは一味違う切り口で、ふだん美術に関心がない人でも面白く読めるのが特徴となる。
大量に生産される製品やサービスとはまったく異なる価値観が支配するアート。その価値がどのように生み出されるのかを知ることは、先行きが不透明な現代社会を生きるためのヒントにもなる。
「美術の経済 “名画”を生み出すお金の話」でひもとく美術とお金にまつわる素朴な疑問の例
モナ・リザの値段はいくらか?
ダ・ヴィンチの報酬はいくらだったのか?
工房作品の市場価値は?
依頼のない絵をどうやって売る?
なぜ職業画家は生まれたのか?
浮世絵はなぜ芸術に昇華できたのか?
浮世絵は明治になって消滅したのか?
美術館は金持ちなのか?
真贋鑑定で芸術の価値が変わるのはなぜ?
▼アートにまつわる素朴な疑問を経済視点で紐解いている
▼関連する作品は丁寧に解説している
▼主要な作品はカラー口絵にも掲載している
「美術の経済 “名画”を生み出すお金の話」目次
第1章 1枚の絵画から見えてくる経済の成り立ち
第2章 浮世絵に見る商業アート
第3章 時代とともに変わる美術の価値観
第4章 パトロンとしての美術館
第5章 贋作と鑑定
第6章 美術作品の流動性を支える仕組み
第7章 これからの美術の経済
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