mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

フォントワークスがMonotype小林章氏を欧文監修として招聘

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フォントワークスがフォント開発事業にMonotype・小林章氏を欧文監修として迎えることを発表

フォントワークスは、Monotypeとのパートナーシップを強化し、フォント開発事業の欧文制作監修にMonotype小林章氏を迎えることを2023年4月13日に発表した。

フォントワークとMonotypeとの連携強化について

フォントワークスとMonotypeは2017年4月より事業提携を結び、年間定額制フォントサービス「Monotype LETS」を提供し欧文フォント市場を牽引している。
両社の高品位なフォントをより多くのユーザーに利用してもらうため、パートナーシップを強化しサービスを展開していくとのことで、両社のフラッグシップフォントを使用した和欧文混植フォントの提供や近年需要が高まるコーポレート/オリジナルフォント開発などを予定している。

 

 

Monotypeクリエイティブ・タイプディレクター小林章氏を迎え、藤田重信氏、ヨアヒム・ミュラー=ランセイとのスペシャルチームが発足!

左から:Monotypeクリエイティブ・タイプディレクター 小林章氏、 フォントワークス書体デザインディレクター藤田重信氏、同ヨアヒム・ミュラー゠ランセイ氏

ニューヨークのType Directors Clubがタイポグラフィに顕著な貢献をした個人・団体を表彰する世界的な賞、TDCメダルを2022年10月に受賞したMonotypeクリエイティブ・タイプディレクター 小林章氏を迎え、フォントワークス書体デザインディレクターである藤田重信氏、ヨアヒム・ミュラー=ランセイ氏という国内外を代表するデザイナーを揃えたスペシャルチームが発足。
オリジナルフォント開発などのコンサルティングや、グローバルに通用する高品位な書体の提案をより強化していく。

 

 

▼Monotypeクリエイティブ・タイプディレクター・小林章氏のコメント

「まさに理想的な協業です。フォントワークスの日本語フォントと Monotypeの欧文フォント、この2つを組み合わせることで、日本はもとより世界中に発信するメッセージがより洗練されたものになります。今後の展開をお楽しみに。」


▼フォントワークス書体デザインディレクター・藤田重信氏のコメント
「今回のMonotypeとの連携強化により、書体を使うデザイナーの方々が明朝体やゴシック体と欧文の書体を組み合わせる際に最も難点であったサイズ・ウエイトを揃える悩みが解消出来る画期的な試みだと思っています。」


▼フォントワークス書体デザインディレクター・ヨアヒム・ミュラー=ランセイ氏のコメント
「文字は人々のコミュニケーションと文化の基盤としての役割を担っています。そして文字の力を高め、世界中に伝えるのが書体です。グローバルな環境に対応する書体が求められるなか、その最前線にMonotypeと立てることがとても楽しみです。」


小林章Profile●欧文書体の国際コンペティションで2度のグランプリを獲得して2001年よりドイツ在住。有名な書体デザイナーであるヘルマン・ツァップ氏やアドリアン・フルティガー氏との共同での書体開発のほか、日本語書体「たづがね角ゴシック」「Shorai Sans」のディレクションを担当した。欧米、アジアを中心に講演やワークショップを行うほか、世界的なコンテストの審査員も務める。2022年にType Directors ClubのTDCメダルを受賞。

 

藤田重信Profile●写真植字機の株式会社写研文字デザイン部門に入社後、1998年、フォントワークス株式会社に入社し筑紫書体ほか数多くの書体開発をする。
「筑紫オールド明朝」「筑紫丸ゴシック」で2010東京TDC賞を受賞。
「筑紫オールドゴシック-B」「筑紫アンティークゴシック-B」「筑紫アンティーク明朝-L」「筑紫Q明朝-L」
「筑紫Aヴィンテージ明朝-R」「筑紫Bヴィンテージ明朝-R」で東京TDC賞2018 タイプデザイン賞を受賞。


ヨアヒム・ミュラー=ランセイ●Profileドイツ出身。日本を含める各国のタイポグラフィコンペティションで優勝するなど高い評価を受ける。
海外複数社の情報デザインとVI(ヴィジュアル・アイデンティティ)を担当。
2018年にはソウルのフォントメーカーYOON Designの欧文のデザインディレクターとして活躍。
2020年から、フォントワークス社に加わり、現職の欧文書体の書体ディレクターに就任。

 


フォントワークス×Monotype今後の予定

フォントワークスのフラッグシップフォントの「筑紫書体」をはじめとした和文とMonotypeの「Helvetica」などの和欧文混植フォントの開発及びサービス提供やイベントなどを予定している。
さらに将来的にアジアを中心とする、グローバル進出企業に向けたサービスの拡充を両社で目指していく。

 

▼オンラインセミナー開催決定

2023年4月26日(水)にMonotypeクリエイティブ・タイプディレクター小林章氏を迎え、「欧文フォントの基礎」をテーマにしたオンラインセミナーを開催。

 

▼詳細および申込みは以下URLから

fontworks.co.jp

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