mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

2020年刊行「名作椅子の解体新書」第2弾書籍

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名作椅子の解体新書 PART2: 見えない部分にこそ技術がある。名作たる理由が、分解する、剥がす、組み立てる、張り替えることで見えてくる!

名作椅子の解体新書 PART2

誠文堂新光社は、2023年10月10日(火)に、西川栄明氏、坂本茂氏著書による、椅子19脚の解体や組立を行い、部材や接合方法を詳細紹介。特徴や構造などを探る名作椅子の解体新書の続編「名作椅子の解体新書 PART2」を発売した。

 

レッドアンドブルーチェアやトーネットNo.14など「名作椅子」と呼ばれている椅子、フィン・ユールやイームズなどの著名デザイナーがデザインした椅子について、解体(分解)、組立、座の張り替えなどの工程を写真入りで詳細に紹介
*椅子によって、解体のみ、解体・組立、布(革)張りの剥がし 等々のパターンあり。

これらを紹介しながら、各椅子の特徴、構造、デザイナーの思いなど探っていく。

 

1)どのような技術が駆使されているか:接合方法、強度の持たせ方、デザインを生かすための工夫、外見からはわからない隠れた部分での工夫 など
2)長所、短所
3)素材:使用木材や金属の種類、張地の中身(綿、布、馬毛、ウレタンなど) など
4)デザイナーがどのような考え方で、その椅子を手掛けたのか。どのような経緯で、その椅子が誕生したのか。
5)掲載椅子(19脚)
・レッドアンドブルーチェア〔ヘリット・トーマス・リートフェルト〕
・ワシリーチェア〔マルセル・ブロイヤー〕
・トーネットNo.14〔トーネット〕
・チーフティンチェア〔フィン・ユール〕
・BO59〔フィン・ユール〕
・ディプロマットチェア〔フィン・ユール〕
・PP124〔ハンス J. ウェグナー〕
・ミニベアチェア〔ハンス J. ウェグナー〕
・PK31〔ポール・ケアホルム〕
・アームチェア402〔アルヴァ・アアルト〕
・ラミノチェア〔イングヴェ・エクストロム〕
・ヨーテボリチェア〔エリック・グンナール・アスプルンド〕
・キャブ〔マリオ・ベッリーニ〕
・イームズラウンジチェア〔イームズ〕
・アルミナムグループチェア〔イームズ〕
・モデル72〔エーロ・サーリネン〕
・山葉文化椅子〔日本樂器製造株式会社〕
・コトブキ製サイドチェア〔柳宗理〕
・曲

 

 

西川栄明Profile●編集者、椅子研究者、木工ライター。椅子や家具のほか、木材や木工芸など木に関することをテーマにして編集・執筆活動を行う。著書に『新版 名作椅子の由来図典』『この椅子が一番!』『手づくりする木のスツール New Edition』『増補改訂 一生つきあえる木の家具と器』(以上、誠文堂新光社)、『板目・柾目・木口がわかる木の図鑑』『樹木と木材の図鑑-日本の有用種101』『木のものづくり探訪』(以上、創元社)など。共著に『名作椅子の解体新書』『Yチェアの秘密』『ウィンザーチェア大全』『増補改訂 原色 木材加工面がわかる樹種事典』『漆塗りの技法書』(以上、誠文堂新光社)、『木育の本』(北海道新聞社)など。企画編集に『流れがわかる! デンマーク家具のデザイン史』(多田羅景太、誠文堂新光社)など。


坂本茂Profile●木工デザイナー。東京造形大学及び多摩美術大学非常勤講師。五反田製作所などで家具製作に携わった後、1990年、ディー・サイン(現カール・ハンセン&サン ジャパン)入社。Yチェアなどの商品管理(検品・修理・輸入業務)に従事。Yチェアの立体商標登録に尽力。2014年に退社後、sim design設立。デザイナーとして活動するほか、YチェアやJ39など数多くの椅子のペーパーコード張り替えや修理なども行う。1990年、第1回「国際家具デザインフェア旭川(IFDA)」コンペ入選。98年、第1回「暮らしの中の木の椅子展」最優秀賞。2015年、工芸都市高岡クラフトコンペでファクトリークラフト部門グランプリ受賞。共著に『名作椅子の解体新書』『Yチェアの秘密』(以上、誠文堂新光社)など。

 

 

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