グラフィックデザイナーだからできるブランディング
株式会社誠文堂新光社は、2018年12月6日(木)に、アートディレクター・グラフィックデザイナー・アーティストとして活躍する内田喜基氏による著書「グラフィックデザイナーだからできるブランディング」を刊行した。
現在のデザイン業界での成功者の多くは、「ブランディングデザイン」を独自の手法で確立している。佐藤可士和氏、水野学氏、永井一史氏らは、その代表格で、次の世代としてブランディングデザインを見事に駆使するアートディレクターに内田喜基氏が挙げられる。
内田喜基氏は、グラフィックの視点で企業・ブランドロゴ、商品デザイン、店舗や展示の空間演出などのブランディングを提案。職人にリスペクトし、伝統工芸や地域産業のブランディングを多数、行なっている。
また、プライベートワークの「カナモノアート」(当社から自費出版)も、高質なアート表現を評価され、品質が高い地方の伝統的な工芸品や飲食の企業からブランディングの仕事のオファーが増え、現在、多くのブランディングの仕事を成功させている。
そして2017年には水性塗料の「BELAY」のブランディグで2017年グッドデザイン賞を受賞、さらなる高評価を得た。
手掛けている主な仕事には「花王ケープ」「カルビーポテリッチ」「不二家 ネクター」などの商品デザイン、 京抹茶「孫右ヱ門」、伊勢木綿「oisesan」、日本酒「千代の亀酒造」など全国各地の様々な地域産業ブランディング、 PARIS DESIGN WEEKにてYohji Yamamotoパリ支店でのインスタレーションなどがある。
ライフアートワーク「Kanamono Art 」では インスタレーション・個展を開催し、ニューヨークのAgora Galleryと1年間のアーティスト契約を結んでいる。
また、近年では、中小企業向けの講演・講師やデザイン系学校の講義なども行なっている。
ピンクリボンデザイン大賞審査員。受賞歴:Graphis(NY) Branding7最高賞、D&AD 銀賞 / 銅賞、OneShowDesign 銅賞、 Red dot design award、グッドデザイン賞、日本パッケージデザイン大賞銀賞など国内外の受賞も多数。
本書のタイトルに「グラフィックデザイナーだからできる」とつけられている理由として、ブランディングはそもそも、コンサル的な能力が必要と言われているにもかかわず、近年デザイナーに求められているスキルとなってきているためで「グラフィックデザイナーでもできる」ことを強調したため。
アートディレクター内田 喜基流のブランディングデザインを学べるグラフィックデザイナーの方はもちろん、これからブランディングについて知りたい方も必見の一冊になっている。
【目次】
P 2 はじめに
P 4 グラフィックデザイナーのためのブランディング思考「7つのヒント」
P 5 ブランディングの3STEP
P 6 INDEX
P 8 第1章 地場産業 -トータルブランディング-
P 10 uchida file 01 あめ細工 吉原[東京都]
P 24 対談 吉原孝洋 × 内田喜基
P 26 uchida file 02 五十崎社中[愛媛県]
P 40 対談 齋藤宏之 × 内田喜基
P 42 uchida file03 孫右ヱ門[京都府]
P 56 パッケージアイデア集 色の組み合わせパターンを検証する
P 58 対談 太田博文 × 内田喜基
P 60 uchida file 04 井筒グループ[京都府]
P 72 uchida file 05 和信化学工業[静岡県]
P 78 uchida file 06 oisesan [三重県]
P 86 uchida file 07 Sochikusya[三重県]
P 94 uchida file 08 すこし屋[愛媛県]
P 102 uchida file 09 tumuri[京都府]
P 108 uchida file 10 竹笹堂[京都府]
P 120 対談 竹中健司 × 内田喜基
P 122 カソガえルーコラム|失敗は成功の通過点
P 124 第2章 地場産業 -商品ブランディング-
P 126 uchida file 11 和菓子処 引網香月堂[富山県]
P 132 uchida file 12 千代の亀酒造[愛媛県]
P 144 コラム「媛人 A/END」デザイン案 誌上プレゼンテーション
P 146 uchida file 13 錫光[埼玉県]
P 152 uchida file 14 クレールマリ[フランス・ニース]
P 157 More Works
P 158 七本槍
P 159 Rose Rosina
P 160 moovin
P 161 SASHI
P 162 Bon Voyage
P 163 urujyu
P 164 コラム 個人のアートワークは仕事に活きるか
P 170 第3章 大手企業のデザイン
P 172 ニチレイフーズ担当者に聞く
P 173 ニチレイフーズ
P 174 花王
P 178 不二家
P 180 伊藤園
P 181 おやつカンパニー
P 182 カルビー
P 183 日本製粉
P 184 木村屋總本店
P 186 おわりに
P 190 スタッフリスト
内田 喜基Profile●アートディレクター / グラフィックデザイナー / アーティスト 1974年静岡生まれ。 博報堂クリエイティブ・ヴォックスに3年間フリーとして在籍後、2004年デザインオフィスcosmos設立。広告クリエイティブや商品パッケージを主軸をしているが、 近年では中小企業のブランディングが評価され20案件以上の案件を行なっている。ライフアートワーク「Kanamono Art 」では インスタレーション・個展を開催。その活動は多岐にわたっている。ピンクリボンデザイン大賞審査員。受賞歴:Graphis(NY) Branding7最高賞、D&AD 銀賞 / 銅賞、OneShowDesign 銅賞、 Red dot design award、グッドデザイン賞、日本パッケージデザイン大賞銀賞など国内外の受賞多数。
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グラフィックデザイナーだからできるブランディング: 中央から地方へ。デザインのスキル、視野が拡張し、一つ上のクリエイションができる!
- 作者: 内田喜基
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2018/12/06
- メディア: 単行本
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現在のデザイン業界での成功者の多くは、ブランディングデザインを独自の手法で確立している。
佐藤可士和、水野学、永井一史らがその代表格である。
次の世代で、ブランディングデザインを見事に駆使するアートディレクターとして、内田喜基が挙げられる。
内田は、大手メーカーのパッケージデザインでは、その力を発揮していたが、プライベートワークの『カナモノアート』(当社から自費出版)も、
高質なアート表現を評価され、品質が高い地方の伝統的な工芸品や飲食の企業からブランディングの仕事のオファーが増え、現在、多くのブランディングの仕事を成功させている。
昨今、2017年グッドデザイン賞を水性塗料の「BELAY」のブランディグで受賞し、さらなる高評価を得ている。
同書では、内田喜基のブランディングデザインの手法、ロジックを幅広いクライアントの仕事を通して徹底解説する。
タイトルに「グラフィックデザイナーだからできる」とつけたのは、ブランディングはそもそも、コンサル的な能力が必要と言われているにもかかわず、
近年デザイナーに求められているスキルとなってきているためで「グラフィックデザイナーでもできる」ことを強調した。
■目次抜粋
はじめに
グラフィックデザイナーのためのブランディング思考「7つのヒント」
ブランディングの3STEP
第1章 地場産業-トータルブランディング-
第2章 地場産業・商品ブランディング
第3章 大手企業のデザイン
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