NFTメタバースのAnifieがモリサワと協業して、世界初となる「フォントNFT」を発行
ブランド企業向けにデジタルコンテンツの新しいプロモーションとマネタイズの手法を提供する米国NFTメタバース企業Anifie, Inc.は、モリサワの米国拠点としてフォントのデザインや販売を行うMorisawa USAと協業して、Anifie, Inc.が、NFTフォントを鋳造(NFTを新たに発行・作成)することをサポートすることを2022年3月24日に発表した。
シリコンバレー発のNFTメタバース企業であるAnifieでは、ブランドが独自の世界観をメタバース空間で十分に表現できる様に、コンテンツを保有するブランド企業に「ホワイトレーベル」の形で、NFTやメタバースを用いた新しいマネタイズの機会を提供している。
NFT
NFTとは「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」の意味。
Anifie, Inc.とMorisawa USAによる「NFTフォント」誕生に関する関係者コメント
Anifie代表取締役・岩﨑洋平氏
「Anifieは、メタバース同士を繋ぐクロスプラットフォームの橋となる技術を有しており、Morisawa USAのフォントと協業することで、同社のNFTフォントを、メタバース時代の新しいインフラとすることができると考えています」
Anifie, Inc.とMorisawa USAによる「NFTフォント」誕生の背景
昨今、インスタグラムなどのソーシャルネットワーク上でもフォントが工夫されることがよくある。
今後、人間がメタバース上で過ごす時間が長くなるとともに、メタバース上でのフォントも、インフラとして重要な地位をしめることも想定される。
現在、NFTの世界では、RTFKTやGeniesなど、新しいブランドが続々と誕生しており、今後、さまざまなブランドが新しいフォントを求めるようになると考えられる。
それぞれのブランドにそれぞれそのブランド独自の世界観を表現するためのフォントがあるように、NFTメタバースの世界においても、それぞれのブランドの世界観をメタバースで十分に表現するために、ブランドごとの独自のフォントが必要となる時代がすぐそこまで来ている!……に違いない。
モリサワは、その「NFTフォント」のパイオニアになるべく、Anifie, Inc.をサポートし、「NFTフォント」第1弾として、“CrypType” *1を、NFTフォントとして、OpenSeaにリリースした。
メタバースにおけるNFTフォントとしては、業界初*2の試みとなる。
Anifieは、NFTフォントを、AnifieのNFTメタバース空間で使用することができるように、MorisawaUSAと協業していく。
今後も、AnifieはNFTメタバースを通じてエンタメ&ファッションなどのブランドを代表するデジタル・コンテンツの新しいパートナーを目指していくとのこと。
*1 プロトタイプ
*2 Morisawa USA社調べ