Morisawa FontsおよびMORISAWA PASSPORT製品にて2023年新書体を提供開始
モリサワは2023年10月18日(水)よりMorisawa FontsおよびMORISAWA PASSPORT製品を契約中のお客様に「アップグレード2023年10月版」の提供を開始したことを発表した。
本アップグレードで追加される書体は、リニューアルした「A1明朝(AP版)」をはじめとする2023年新書体に加え、定番書体のAP版や総合書体化でアップデートした合計262書体となる。
墨だまりの味わいでノスタルジックな雰囲気を醸し出す人気書体「A1明朝(AP版)」が、3ウエイトかつ欧文を一新して登場するほか、限られたスペースで視認性・可読性を発揮する長体書体「UD新ゴ コンデンス(AP版)」もAP版としてリニューアル。
このほかモリサワライブラリーにおける従来のA-OTF書体はAP版書体、A-OTFかな書体も全て総合書体化され、和文・欧文ペアカーニングと最新のIVSに対応した書体となった。
そして新たなラインナップには、見出しやロゴに最適な個性派書体「ボルクロイド」「月下香(げっかこう)」「アルデオ」「つぶてん」のほか、上品でやわらかい印象の「欅(けやき)明朝 Oldstyle」「欅角ゴシック Oldstyle」、「プフ」シリーズからレトロな雰囲気の新書体「プフ サワー」「プフ ソワレ」が登場。さらに、台湾の繁体字フォントがベースの「美風(みかぜ)」「翠流(すいりゅう)きら星」「翠流ゆゆポップ」、毎日新聞社のモダンテイストな「瓦(かわら)明朝」や、筆耕士による文字をフォント化した字游工房の「史仙堂(しせんどう)楷書体」のリリース、および株式会社SCREENグラフィックソリューションズの「ヒラギノ丸ゴ」のウエイト追加など、多彩な表情を見せる書体が一挙に揃った。
また欧文フォント「Lutes UD」シリーズでは、新たにタイ文字、アラビア文字、デヴァナーガリー文字を展開。デジタルデバイス上の視認性に配慮し、かつデザイン性を統一させて多言語を組むことができるシリーズで、グローバル化が進むコミュニケーションをサポートする。
※新書体の詳細はこちら
2023年新書体特設ページ
[モリサワ公式note] 2023年新書体特集
※AP版書体についてはこちら
※ヒラギノは、株式会社SCREENホールディングスの登録商標
新書体のインストール方法
・Morisawa Fonts
Morisawa Fontsサービスサイトにログイン後、アクティベートすることで利用できる。
「フォントを探す」にて「2023年新書体」にチェックを入れて検索し、希望書体を選択。
・MORISAWA PASSPORT製品
MORISAWA PASSPORT新書体のインストール
MORISAWA PASSPORT アカデミック版 新書体のインストール
新書体の利用可能OSについて
・Morisawa Fonts
〈対象OS〉
Windows10 20H2 以降
Windows11 21H2 以降
macOS 13
macOS 12
macOS 11
macOS 10.15
(※常時ネット環境必須)
詳しい内容はこちら
https://mf-migration.morisawa.co.jp/hc/ja/articles/8918246504473
・MORISAWA PASSPORT製品
〈対象OS〉
Windows10以降
macOS 10.14以降
詳しい内容はこちら
※ MORISAWA PASSPORTへの新書体搭載は、2023年分をもって終了となる。
以降の利用はMorisawa Fontsへの移行を検討。
詳細はこちら
MORISAWA PASSPORTのサービス終了予定のお知らせ以前に複数年で契約され、現在も利用中のユーザーに、新書体サポートプログラムを実施予定となる。
対象条件などの詳細はこちら
一部書体改訂のお知らせ
Morisawa Fonts、MORISAWA PASSPORT製品などに収録の381書体を対象に字形などの改訂を行った。
モリサワフォント製品改訂の案内とアップデータの提供
Role Proベトナム語・グアラニ語の対応言語追加について
https://www.morisawa.co.jp/support/faq/9525MORISAWAPASSPORTforiPad