mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

UXの正しいと考える概念や内容を整理した方法論解説書

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UX原論 ユーザビリティからUXへ

インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける近代科学社は2020年4月28日に、黒須正明氏著書で、UXとは何か?どうあるべきなのか?を解説した「UX原論 ユーザビリティからUXへ」を発売した。

黒須正明Profile●1978年早稲田大学文学研究科(博士課程心理学専修)単位取得満期退学。日立製作所中央研究所、デザイン研究所でインタフェースやユーザビリティの研究を行う。
 1996年に静岡大学に赴任してユーザ工学の体系化を行い、2001年メディア教育開発センター教授、さらに放送大学教授としてUXについて研究を進め、2017年に放送大学を定年退職。
現在は、放送大学名誉教授。
 以後、人間と人工物の適切な関係構築という課題に多元的に取り組んでいる。「何によって何をどのようにし、どのような結果を得て、自己の生活にとって有意義にするか」がアプローチの基本。

 

 

「UX原論 ユーザビリティからUXへ」内容紹介

UXという言葉が生まれてからもう20年ほどになるが、いまでは典型的な“バズワード”の一つとなっている。すなわち、世間で広く使われるようにはなったものの、定義が曖昧な流行語ということだ。  
昨今、UXの概念と方法論については様々なものが混在しており、相互の関係も明確にならないまま拡散している状況にある。
「UX原論 ユーザビリティからUXへ」では、これまでの概念定義や設計時の留意事項などについて詳細に考察し、随所で著者の見解を紹介しながら、混迷しているUXについて、ロジカルに正しいと考える概念や内容を整理してその方法論などを解説している。
この分野に何らかの関係がありそうで気にはなっているけれど、実はよくわからないと感じている人たちに向けてUXという概念の論理的な位置づけを明瞭に示す内容となっている。

 

「UX原論 ユーザビリティからUXへ」目次

第1部 先導概念としてのユーザビリティ
第1章 ユーザビリティという概念
1.1 コンピュータの普及
1.2 ユーザビリティという言葉
1.3 シャッケルの考え方
1.4 ニールセンの考え方
1.5 ジョーダンの考え方
1.6 ISO 9241-11の考え方
1.7 ISO / IEC 25010の考え方
1.8 ウェブユーザビリティの動向
1.9  ユーザビリティ活動の浸透と水準の向上
1.10 ユーザビリティについてのまとめ
第2章 UXの現状
2.1 出発点としてのユーザビリティ
2.2 インタフェースという概念
2.3 人間工学と認知工学と感性工学
2.4 インタフェース行動の認知工学的モデル
2.5 UX概念の誕生
2.6 経験という概念
2.7 ユーザ経験とユーザ体験
2.8 混乱するUX概念
2.9 UX白書の登場
2.10 UX概念の基本要素
2.11 暫定的定義
2.12 軸足はユーザ側か提供者側か

第2部 ユーザ
第3章 ユーザとその多様性
3.1 ユーザ、消費者、顧客
3.2 権力関係
3.3 NPS
3.4 ユーザを知る
3.5 ユーザの種類
3.6 ユーザ属性と利用状況
3.7 特性
3.8 志向性
3.9 状況や環境
3.10 ユーザの多様性
第4章 ペルソナ
4.1 ペルソナとは
4.2 クーパーの主張
4.3 ペルソナと平均値、および個体数
4.4 ペルソナとステレオタイプ
4.5 ペルソナの作成
第5章 シナリオ
5.1 シナリオとは
5.2 シナリオ手法

第3部 開発と設計
第6章 ユーザ中心設計と人間中心設計
6.1 人間中心という考え方
6.2 ISOにおける人間中心設計の規格化
6.3 ユーザ中心設計という概念
6.4 人間中心設計2.0
第7章 設計プロセスと開発プロセス
7.1 PDSからPDCAやPDSAへ
7.2 ISOの人間中心設計モデル
第8章 デザイン思考
8.1 デザイン思考の特徴
8.2 拡散と収束
8.3 そもそもデザインとは
8.4  デザイン経営
第9章 デカゴンモデル Ab0Asl178Aslmult0
9.1 デカゴンモデルとISO9241-210:2019のプロセス
9.2 デカゴンモデルとデザイン思考のプロセス

第4部 UXとUXデザイン
第10章 UXという概念
10.1 ノーマンによる提案からUX白書の登場まで
10.2 ISO 9241-210:2019におけるUX
10.3 QoE (Quality of Experience)
10.4 消費者行動論
10.5 経験価値
10.6 CS, CRM, CXM
10.7 効用
第11章 UXの概念構造
11.1 設計品質と利用品質
11.2 客観的品質と主観的品質
11.3 四つの品質領域
11.4 主観的利用品質と満足感
11.5 UXの時間構造
第12章 UXデザイン
12.1 安易にUXデザインというべきではない
12.2 多面的デザイン
12.3 人工物の利用期間とUX
12.4 期待と現実
第13章 UXの評価
13.1 前提
13.2 UXの測定法
13.3 UX調査とユーザ調査

第5部 関連事項
第14章 UXに関連した社会科学の知見
14.1 UX評価の特性―精神物理学
14.2 満足度に関する2種類の指標―信号検出理論
14.3 満足度評価のための尺度構成法―マグニチュード推定法、評定尺度法
14.4 UX水準の判断―順応水準
14.5 目標とする水準の設定―要求水準
14.6 価値判断の特性―プロスペクト理論
14.7 価値判断の仕組み―認知的不協和、合理化
14.8 満足に至る2通りの途―制御焦点理論
14.9 期待段階と実利用段階での評価の違い―解釈レベル理論
14.10 個人的満足から多様な人々の暮らす社会の満足へ――正義論
第15章 UXに関連した近未来の課題
15.1 次なる課題
15.2 UXから日常経験へ
15.3 グランド・チャレンジ


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