ししにゃいと おしょうがつ
世界文化社は、澤野秋文氏著書による、遊びながら日本の文化に親しめるお正月絵本「ししにゃいと おしょうがつ」を2019年11月21日(木)に発売した。
お正月は、普段の生活では目にすることのない独特な遊びや食べ物、風習がもりだくさん。そんなお正月行事を楽しく学べる絵本として、幼稚園・保育園向けに発刊されている月刊絵本「おはなしワンダー」に掲載した人気作がついに市販化された。
物語を楽しみつつ、迷路、福笑い、探し絵などあそべる要素が満載の「ししにゃいと おしょうがつ」では、「これはどんな遊び?」「この食べ物はなに?」など、親子でコミュニケーションをはかることで団欒が広がる。
▼みんなで遊べるしかけが物語のなかにかくされている。
著者は、緻密な描き込みと遊び心のある画風が人気の兼業絵本作家・澤野秋文氏。細部まで書き込まれた、おせち料理の場面ではその画力が存分に発揮されている。
澤野秋文Profile●1981年生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。デザイナー、絵本作家。絵本作品に『それなら いい いえ ありますよ』『まねきねこ だいさくせん!』(講談社)、『たなから ぼたもち』(作・くすのきしげのり/廣済堂あかつき)、『かべのすきま』(文・中西翠/アリス館)などがある。
「ししにゃいと おしょうがつ」あらすじ
お正月の我が家へ突然やってきた、謎の生き物「ししにゃい」。ぼくと家族は一緒におせちを食べたり、お正月あそびをし始めます。果たしてその驚きの正体とは…?
お正月の物語を楽しみつつ、迷路、福笑い、探し絵などあそべる要素が満載の本作。お正月に家族で、親戚でワイワイと「ししにゃい」を囲んで団欒が広がる絵本になっている。
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澤野秋文氏著書「それなら いい いえ ありますよ」Amazonでの購入はこちら
いつものように掃除をさぼり、だらだらと過ごすなまけものの「ぎんた」は、ある朝、家にやってきた野良猫「ちゃまる」の後をつけることにしました。すると、ちゃまるは突然立ち上がり、しゃべりながら歩き始めます。驚いたぎんたは、恐る恐るさらにちゃまるを追いかけますが、その先にいたのは、家探しをちゃまるに頼んださまざまな動物たち。ちゃまるは、なんと、素敵な家を紹介してくれる、家探しの名人だったのです。
本作は、第34回講談社絵本新人賞佳作受賞作品です。
作者の澤野秋文氏は、第27回・第31回にも3回佳作を受賞しており、今回も佳作の受賞ではありますが、満を持して刊行が決定いたしました。澤野氏の作品の魅力はなんといっても、その「卓越した画力」にあります。細部まで緻密に描き込まれたタッチ、映画のようにダイナミックな視点で描かれた構図など、見ごたえのある画風が特徴です。
お話の内容は、グータラでなまけものの「ぎんた」と、怪しげなネコ「ちゃまる」が主人公の、和風テイストのお話。いつものように、家の掃除をさぼり、だらだらと過ごすぎんたは、ある朝、家にやってきた野良猫「ちゃまる」の後をつけることにしました。すると、ちゃまるは突然立ち上がり、しゃべりながら歩き始めます。驚いたぎんたは、恐る恐るさらにちゃまるを追いかけますが、その先にいたのは、家探しをちゃまるに頼んださまざまな動物たち。ちゃまるは、なんと、素敵な家を紹介してくれる、家探しの名人だったのです……。
テキストもシンプルでわかりやすく、昔話のような教訓も入った、安心して読み聞かせのできる好作です。 4さい~(総かな)
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