mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

詩人と絵本作家共作によるアート作品のような美しい絵本

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わたしの森に 

日米を越境する創作活動で注目される詩人アーサー・ビナード氏と日本を代表する絵本作家田島征三氏が初コラボレーションしたアート作品のような美しい絵本「わたしの森に」がくもん出版から2018年8月2日に発売された。

今回のコラボレーションは、新潟県十日町市で開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」に向けた「絵本と木の実の美術館」での作品共作を通じて行われた。

森の嫌われもののマムシ。しかしマムシ視点から見ると世界は全く違ってくる。
春を待つ雪の下の気持ちや熱を感知する「むんむんの目」でとらえた闇の世界、命をつなぐ営みの美しさ、めくるめく時の流れ。一匹の雌マムシの目で見た雪国の春夏秋冬を命のエネルギーがほとばしる絵と森の声を響かせた言葉で描かれる美しい世界が描かれている。

 

▼アーサー・ビナード氏「作者のことば」より抜粋

森を歩き回りながら田島さんと語り合い、マムシの存在が自然とぼくらの前に立ち上がってきた。耳をすましてその静かな声を聞きとろうとして、いつしかマムシが主人公の絵本の創作が始まっていた。(中略)田島さんの絵をトンネルにしてみんなでマムシの森へ潜り込み、いくらかニンゲンを脱皮できたらおもしろいと思う。向こう側から世界が違って見えるし、もし読者といっしょにマムシの声まで聞きとれたら、どんなにうれしいか。 

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「絵本と木の実の美術館」でのコラボレーションから生まれた絵本「わたしの森に」

2009年新潟県十日町市鉢集落に開館した田島征三氏の「絵本と木の実の美術館」。今回「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2018」での企画展にむけたコラボレーション作品制作のため、アーサー・ビナード氏が鉢集落を2年にわたって訪問した。雪国の四季とくらしを体験する中で、2人は「マムシ」というテーマを見出す。
多くの力を結集して完成した巨大なアート作品「カラダのなか、キモチのおく。」は、65メートルのマムシトンネルと小川からなる、青空の下の「空間絵本」になっている。
本書は「同じ生態系の中で発見した物語」として、アート制作と同時に生み出された。
1冊の絵本としても美術館の作品とともに味わうことで、より深く「マムシ」を体感できる。

絵本と木の実の美術館:夏の企画展覧会「カラダのなか、キモチのおく。」

▼公開期間
2018年7月29日(日)~9月17日(月・祝)10:00~17:30(会期中無休)

▼美術館HP 

ehontokinomi-museum.jp

▼大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018HP

www.echigo-tsumari.jp

※期間中、スペシャルトークイベントを開催 
2018年9月1日(土)14:00~
▼場所
十日町情報館

▼詳細・申込はこちら

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わたしの森に

わたしの森に

 

まんまん むんむん しんしんしん
森のおくから こえが きこえる
……わたしは だれ?

里山の嫌われもの、マムシ。でも、マムシの目から見ると、世界はまったく違っています。
春を待つ雪の下の気持ち、熱を感知する「むんむんの目」でとらえた闇の世界、命をつなぐいとなみの不思議・・・
その力強さ、美しさから、人と自然との関係も問い直されてくるようです。
詩人・アーサービナードと、絵本作家・田島征三の才能がはじめてぶつかりあった、注目の絵本です!

*『絵本と木の実の美術館』からうまれました*
新潟県十日町市鉢集落に、廃校をまるごと「空間絵本」として
よみがえらせた、田島征三の「絵本と木の実の美術館」があります。
アーサー・ビナードが鉢集落を2年にわたって訪れ、その雪国の四季とくらしを体験しながら、
田島征三とのコラボレーション「カラダのなか、キモチのおく。」を制作しました。
作品は「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018」で発表。
この『わたしの森に』は、同じ生態系の中で発見した物語です。

アーサー・ビナードProfile●1967年、米国ミシガン州生まれ。コルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞、『ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社) 『ドームがたり』(玉川大学出版部)で日本絵本賞、『さがしています』(童心社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。

田島征三●1940年、大阪府に生まれ、高知県で幼少期を過ごす。伊豆半島に住み、絵本を作りながら、新潟県十日町市に「絵本と木の実の美術館」を、香川県大島に「青空水族館」をプロデュース。『ちからたろう』(ポプラ社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展金のりんご賞、『ふきまんぶく』(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞、『とべバッタ』(偕成社)で絵本にっぽん賞・小学館絵画賞等、受賞多数。エッセイ集に『絵の中のぼくの村』(くもん出版)がある。2018年国際アンデルセン賞候補。

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田島征三氏による絵本「とべバッタ」

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絵本にっぽん賞・小学館絵画賞。

恐ろしい天敵から身を守るため、小さな茂みに隠れすんでいたバッタが決心して、大空に向かって飛んでいった。力強く痛快な絵本。 

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田島征三氏による絵本「ふきまんぶく」 

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講談社出版文化賞絵本賞作品。 

夏の夜、山で眠った女の子は夢の中でふきのとうになった。秋になり、冬がきても女の子は、その時の土のぬくもりを忘れなかった。 

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