富士通の新コーポレートフォントの和文にモリサワフォント「UD新ゴ」が採用
モリサワは自社のフォント「UD新ゴ」が、富士通のコーポレートフォントとして採用されたことを2022年1月5日に発表した。
富士通では、パーパスとして掲げている「世界をより持続可能にする」という想いを、1989年より使い続けている富士通のシンボルマークである「インフィニティマーク」に込め、新たなビジュアルアイデンティティを公表。
それに伴い、コーポレートフォントも刷新することとなり、和文フォントにモリサワの「UD新ゴ」を採用した。
選定においては、新たなビジュアルアイデンティティとの親和性や、今回同時に刷新した富士通独自の欧文フォント「Fujitsu Infinity Pro(フジツウ インフィニティプロ)」との親和性のほか、公共交通機関をはじめとする幅広い分野での使用実績、大学など第三者における比較研究による可読性に関するエビデンスが評価された。
サステナビリティを推進する富士通は、ダイバーシティ&インクルージョンの考えに基づき、あらゆるタッチポイントにおいてアクセシビリティを高めることを目指している。
UD新ゴをはじめとするモリサワのユニバーサルデザインフォント(UDフォント)は、より多くの方にとって読みやすく設計されたフォントであり、富士通が目指すニーズに合致したと言える。
▼ 左)富士通広告映像より 右)「富士通グループ総合レポート2021」より 和文フォントはUD新ゴを使用
新コーポレートフォント選定の背景や今後の期待について、富士通のグローバルマーケティング本部コーポレートマーケティング統括部の3名によるインタビューが行われた。
▼インタビュー
モリサワのUDフォントは、「文字のかたちがわかりやすいこと」「文章が読みやすいこと」「読み間違えにくいこと」をコンセプトに開発されている。
具体的には、濁点、半濁点を大きくして、区別をつけやすくしているほか、シルエットの似た文字を判別しやすくするために、はなれを明確にするなどの工夫がされている。
また、第三者機関と共同で可視性・可読性に関する比較研究報告を実施している。
▼エビデンスについてはこちら
「UD新ゴ」紹介記事
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