恐怖ツナガル 呪い髪の女
学研ホールディングスのグループ会社である学研プラスは、2020年8月6日(木)に、100を超えるお化け屋敷を作り続けてきたお化け屋敷プロデューサー・五味弘文氏による著書として、今年の夏の最恐にして禁断の児童書ホラー「恐怖ツナガル 呪い髪の女」を発売した。絵は、南條沙歩氏が担当。
「恐怖ツナガル 呪い髪の女」は、四半世紀にわたって、全国で100を超えるお化け屋敷を仕掛け、600万人以上を動員してきた、お化け屋敷プロデューサー・五味弘文氏による初の児童書ホラー。恐怖演出の第一人者が作り上げた「恐怖ツナガル 呪い髪の女」は、一見「怖い話がいくつか入った児童書」だが、実はただの本ではない。
紙質からイラストの入れ方、見せ方など、お化け屋敷プロデューサー・五味弘文氏が細部までこだわった結果、さまざまなアイデアとテクニックがあちこちに詰め込まれているのだ。
例えば、紙に髪の毛(に見えるデザイン)が紛れ込んでいたり、はさみこまれた和紙の向こうに、次の衝撃的なイラストが透けて見えていたり…と、紙の本ならではの仕掛けが潜み、まさに「読むお化け屋敷」となっている。
ネタバレになるので詳細をお伝えできないのが残念だが、終盤の大きな「ある仕掛け」にも注目。その効果を最大限味わうためにも、「恐怖ツナガル 呪い髪の女」は必ず、1ページ目から順番に読んでいただきたいと思う。
もちろん話の内容についても、純粋にとても恐い。映画「リング」の貞子や呪怨の伽椰子に勝るとも劣らないホラーヒロイン、千佳子が登場する。登場人物たちを恐怖のどん底に陥れる。その怖さは、とある編集者が恐怖のあまり夜中に5回声を上げて目を覚ましてしまい、最終的に途中で校閲作業を降りたエピソードが雄弁に物語っている。
すべての物語がツナガル時、一体なにが立ち現れるのか…是非読者自身の目で確かめてほしい。
▼カバーをめくると、新たな恐怖が出現する。
▼ふんだんに掲載されたトラウマ級のイラストは、イラストレーターの南條沙歩さんによるもの。
▼最後のページまでたどり着いたとき、極上の恐怖が読者を襲う。
作者:五味弘文Profile●長野県生まれ。1992年から全国でお化け屋敷をプロデュースしはじめ、その数は100を超える。24時間ライブ中継や水族館でのお化け屋敷など、従来のお化け屋敷の枠を越えた仕掛けも行う。著書に『お化け屋敷になぜ人は並ぶのかー「恐怖」で集客するビジネスの企画発想』(KADOKAWA)、ホラー小説『憑き歯―密七号の家』(幻冬舎)など。
▼株式会社オフィスバーンホームページ
イラストレーター:南條沙歩Profile●岐阜県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科構想設計修了。2017年からフリーのアニメーション作家として活動を始め、MV等多数制作。また、夜にみる夢を綴ったイラストエッセイ『夢日記』をネット上で発信している。
「恐怖ツナガル 呪い髪の女」内容紹介
数々の斬新なお化け屋敷で、全国の人びとを怖がらせてきた、お化け屋敷プロデューサー五味弘文氏が仕掛ける、絶対に「読んではいけない」短編集。
『黒い目』『白い顔』『雨の女』『紙と髪』、そして『四人家族』と、最恐ストーリー4編、ショートショート10編を収録。「本ならでは」の仕掛けが読者を襲う!
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