世の中は期待値でできている
インプレスグループでデザイン分野のメディア事業を手がけるエムディエヌコーポレーションは、鍵本聡氏著書による、ビジネスに必要な期待値にだけ照準を絞って解説した一冊「世の中は期待値でできている」を発売した。
たとえ、あなたが「昔から数学が苦手で……」と、理系の領域から逃げてきたとしても、ビジネスの世界では逃げてばかりはいられない。
「できるだけすばやく」かつ「正確に」判断を下すことが必須になることが多々ある。
「世の中は期待値でできている」は、ビジネスに必要な「期待値」にだけ照準を絞って解説。
ただし、期待値を理解するには、「確率」の知識が必要です。確率を理解するためには、「場合の数(順列・組み合わせ)」そして「集合」の知識が必要となる。
逆にいえば、「確率」「期待値」の理解が進まない人の多くは、この段階でつまずいていることがほとんどとなる。
「世の中は期待値でできている」では、期待値をより深く理解するために少々勉強もしていただく。
すべては期待値を人生に役立てるための知識なので、ぜひチャレンジしてみよう。
〈「はじめに」より抜粋〉
もちろん、数学を教えることを生業としている以上、私も皆さんと同じように「どの分野も大切」ということはわかっています。
関数もベクトルも因数分解も整数論も平面図形も全部重要だといいながら授業をしています。
ですので「世の中で最もよく使う数学の分野は?」という質問をみなさんにするのは、ある意味自分を否定することになるのかもしれません。
ただ、世の中の多くの「ビジネス」(錬金術とも呼べる)は「期待値」を使っているということは、声を大にしてみなさんにお伝えしたい。
本書はそのことを理解するための、いわばバイブルです。
鍵本聡Profile●KSP理数学院代表講師/株式会社KSプロジェクト代表取締役。
1966年、兵庫県西宮市生まれ。京都大学理学部、奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科修了、工学博士。ローランド株式会社(電子楽器開発)、高校教員、予備校講師などを経て、現在は関西学院大学、大阪芸術大学、大阪女子学院大学などで非常勤講師として教鞭をとる。同時に学習塾「KSP理学院」を大阪で運営、中学高校生を対象に算数・数学教育および大学進学サポートに最前線で携わる。教育関連の講演も多数。20万部超のベストセラー『計算力を強くする』シリーズをはじめ、『高校数学とっておき勉強法』『理系志望のための高校生活ガイド』(以上、講談社ブルーバックス)など著書多数。
「世の中は期待値でできている」の主な内容
序章 実生活で役立つ「期待値」──期待値を計算する習慣をつけよう
文系の人が必ずぶちあたる「期待値の壁」
1 ネカフェで得するパック料金の選び方
2 忘れ物を探すときの期待値
3 宝くじとお賽銭、あなたはどっち派?
第1章 集合──実は数学のいちばん根本の単元
第2章 場合の数(順列・組合せ)──何通りあるか? を知って決断
第3章 確率──確率の積み重ねで人生が変わる
第4章 期待値──知っているのと知らないのでは大違い
第5章 期待値実践編──期待値は「成功」のためのツール
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