脱プラスチックへの挑戦 持続可能な地球と世界ビジネスの潮流
インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける山と溪谷社は、堅達京子氏+NHK BS1スペシャル取材班著書による、SDGs時代の環境問題最前線となる「脱プラスチックへの挑戦」を発売した。
堅達京子Profile
NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー。1965年、福井県生まれ。早稲田大学・ソルボンヌ大学留学を経て、1988年、NHK入局。報道番組のディレクターとして『NHKスペシャル』や『クローズアップ現代』を制作。2006年よりプロデューサー。NHK環境キャンペーンの責任者を務め、気候変動をテーマに数多くのドキュメンタリーを制作。2017年より現職としてNHKスペシャル『激変する世界ビジネス “脱炭素革命"の衝撃』、BS1スペシャル『“脱プラスチック"への挑戦 ?持続可能な地球をめざして?』を放送。日本環境ジャーナリストの会副会長。環境省中央環境審議会総合政策部会臨時委員、文部科学省環境エネルギー科学技術委員会専門委員。主な著書に『失われた思春期 祖国を追われた子どもたち サラエボからのメッセージ』、『NHKスペシャル 家族の肖像 遺志 ラビン暗殺からの出発』、『NHKスペシャル 新シルクロード』。
持続可能な地球と世界ビジネスの潮流
SDGs(持続可能な開発目標)がキーワードとなった時代に、具体的には何を優先すれば良いのか、そしてどう行動するべきなのか、我々一人一人に答えが求められている。健康や平等、貧困や飢餓。昨今の台風被害に見られるように、気候変動の問題も急がなければならない。
「脱プラスチックへの挑戦」は「なぜストローは紙に変わったのか」という小さなきっかけからはじまり、地球規模の海洋プラスチックごみ問題と、気候変動の危機との深い関係、そして政府と企業を巻き込んだ世界の大きな潮流や、日本企業のビジネスとしての取り組みについても詳しく紹介。
「脱プラスチックへの挑戦」は、NHK BS1スペシャル『“脱プラスチック”への挑戦』のプロデューサー、堅達京子氏が、映像化されなかった数々の貴重な証言や驚きの事実とともに書き下ろした警鐘ドキュメントになっている。
「脱プラスチックへの挑戦」で伝えていること
WWFの資料によると、私たちは「毎週5グラムのプラスチックを食べている」という驚くべき報告がある。年間250グラムもの「マイクロプラスチック」を水や塩、海産物などから摂取している。生態系への多大な影響も報道されている中、EUでは「脱プラスチック」が企業・政治・市民を巻き込む大きなうねりとなっている。企業の動きから市民としてできることまで、「脱プラスチック」についてわかりやすく解説。
現在、ストローやレジ袋の禁止など、使い捨てのプラスチックをやめようという動きが加速している。ウミガメの鼻に刺さったストローや、クジラのお腹から出てくるビニール袋といったショッキングな映像が世界を動かしたが、理由はそれだけではない。
石油という化石燃料から作られるプラスチックは、大量生産、大量消費の現代文明の象徴。
実は、こうした私たちの文明そのものを、急速に“循環型”で“脱炭素”の経済に作り変えていかなければ、“地球が持たない”ほどに温暖化が加速していることが背景にある。
EUなどはそのことに気づいて、このパラダイムシフトをビジネスチャンスに変えようとしている。日本企業は、この大転換をビジネスチャンスに変えることができるのか。そして私たちにできることはなにか? を問う内容となっている。
気候危機を伝える数々の証言
IPCCの報告書をはじめ、世界各国で数々の警告が発せられている。
「これからの10年が人類の運命を決める」 気候学者 ヨハン・ロックストローム
「プラスチック汚染に宣戦布告します!」 フランス環境担当副大臣 ブリュヌ・ポワルソン
「私たちの使命は、世界の海からプラスチックを取り除くこと」 社会起業家 ボイヤン・スラット
さらに、ピュリツァー賞3度受賞のジャーナリスト、トーマス・フリードマン氏のインタビューも収録。
これらの証言に、なぜ今、耳を傾けなければならないのか、「脱プラスチックへの挑戦」に詳しく書かれている。
「脱プラスチックへの挑戦」目次
第1章 海のプラスチックごみを回収する
第2章 一歩先を行く世界の取り組み
第3章 プラスチックを検出する地質年代に生きて
第4章 未来への提言 世界の英知からのメッセージ
第5章 正念場の10年をどう生きるか
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