タイププロジェクトがブリヂストンに和文コーポレートフォント「BridgestoneType TP」を提供
タイププロジェクトは、ブリヂストンがMonotypeの協力のもと開発した欧文コーポレートフォントに合わせて調整した AXISフィットフォントを「BridgestoneType TP」として提供したことを2022年10月4日に発表した。
▼ブリヂストン コーポレートブランド部門 BRIDGESTONE DESIGN部 上席研究主幹の酒本康平氏は下記のようにコメントしている。
「コーポレートフォントの導入の主目的は、社外に対して統一感のあるブリヂストンらしさ、ブランドイメージを表現することにありますが、ブリヂストングループ従業員にも日常業務で使用してもらうことでブランドに対する意識向上、一体感、プライドの醸成といったインターナルブランディング面での効果も意図しています。」
コーポレートフォントのグローバル展開を進める中で、日本でのブランド表現のためにサインにも本文にも対応できる汎用性の高さや、コンデンス体を持っている点など、和文書体の条件を最も満たす書体としてAXIS Fontが選ばれたとのこと。
▼コーポレートブランド部門 ブランド管理課の森田明伸氏は下記のようにコメントしている。
「最終的にはデザイン面での親和性に加え、Webフォントを含む運用面や導入コストなどの点から総合的に判断した結果、AXIS Fontが最適であるとの結論となり採用に至りました。」
タイププロジェクトでは、欧文コーポレートフォントに合わせてAXIS Fontのウエイトや字幅を設定し、さらに欧文書体の拡大率とベースラインを調整して「BridgestoneType TP」として提供した。
ウエイトや字幅の調整には、自社開発したフィットフォント技術を用いている。
BridgestoneType TPは名刺、封筒などのコーポレートアイテム、施設サイン、広報、広告宣伝、イベント、販促ツール、Webサイト等、さまざまな社外コミュニケーションでの使用が想定されている。
タイププロジェクトでは、企業のメッセージを伝えるための手段としてフォントによるブランディングを提案。
フィットフォント技術を用いて、AXIS FontやTP明朝、TPスカイのウエイトや字幅、コントラスト、フトコロ軸を調節することで最適な組合せを提供。
欧文部を他社欧文と組替えるほか、オリジナルのひらがなやカタカナを開発するなど、世界有数のグローバル企業にコーポレートフォントを提供している。
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ブリヂストン
ブリヂストンは1931年に設立されたタイヤ・ゴム業界におけるグローバルリーディングカンパニー。コア事業であるタイヤ事業、タイヤ事業の強みを活かしたソリューション事業、免震ゴムやゴルフ用品、自転車等の化工品・多角化事業を展開している。