タイププロジェクトが「TPスカイ モダン」を8ウエイトに展開。TPスカイ シリーズの4種のローコントラストにも繊細ウエイトのUL(ウルトラライト)を追加
タイププロジェクトは、「TPスカイ モダン」シリーズのBlk(ブラック)に加えてUL(ウルトラライト)からH(ヘヴィ)までの7ウエイトを追加したことを2024年9月17日に発表した。
追加により、「TPスカイ モダン」は8ウエイト展開となる。
9月17日同日、タイププロジェクトのサブスクリプションサービス「TPコネクト」での提供を開始した。
TPスカイ ファミリーは、ウエイト・コントラスト・字幅・フトコロ(字画内の内部空間)の4つの軸を持つ初めての日本語フォント。
その中でもTPスカイ モダンは、タイププロジェクトのフォントの中ではもっともフトコロが広く、安定感のある大らかな骨格のサンセリフ書体となる。
TPスカイ モダンは、スペースいっぱいにデザインした大きな文字が特徴で、フトコロを広げるのと同時に字面も大きく設定し、仮名と漢字のサイズも近づけている。
特太のウエイトであるTPスカイ モダンBlkは、画数に違いのある漢字・仮名・欧文を並べても整って見えるよう調整を重ねている。
ULとEL(エクストラライト)は細身で軽やかさや透明感が強みのウエイトで、ほぼ同じに設定した線幅により均一感を出すことができる。
L(ライト)からH(ヘヴィ)の線幅は視覚的に揃って見えるよう設計しているので、黒みが安定した組版を実現。
欧文は、和文と同じく大きなフトコロと大らかな骨格を持たせることにより、力強い印象を与える落ち着いたオーソドックスなデザイン。
ウエイトごとに高さを調整しているため、見え方のバランスがよく、組んだ際の自然な見え方を実現している。
タイププロジェクトの代表取締役である鈴木功氏は、「TPスカイ モダンは、明るく親しみやすいという印象と、ベタ組みとの相性が良くつぶれにくいという機能を持ち合わせた書体です。TPスカイファミリーの中でも、透き通った大きな声で語るような若さあふれる元気の良い書体を目指しました。極細から極太まで幅広くウエイトを展開しているので、細いウエイトでは空間を広く取った軽やかさ、太いウエイトではインパクトのある力強さと表現したい内容に合わせてお選びいただけると思います」と述べている。
TPスカイ モダンは、UL(ウルトラライト)、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)、H(ヘヴィ)、Blk(ブラック)の全8ウエイト。
TPスカイ モダンのウエイト展開に合わせて、新たにTPスカイ ローコントラストと、TPスカイ コンデンスおよびコンプレスのローコントラスト、TPスカイ クラシック ローコントラストにも繊細なUL(ウルトラライト)を追加した。
追加により、TPスカイ ファミリーは、TPスカイ モダン 8ウエイト、TPスカイ48フォント(ウエイト×コントラスト×字幅)、TPスカイクラシック(ウエイト×コントラスト)16フォントの全72フォントになった。
「TPスカイ モダン」製品詳細
▼販売価格(税込)
TPコネクト:30,000円/年額
*TPコネクトは、AXIS Font、TP明朝、TPゴシック、TPスカイ、純明朝、純丸明朝、SST JP、TP国立公園明朝、都市フォントおよび四季フォントシリーズのすべての書体ファミリーを年間定額で利用できるサービス。
▼Webフォント
REALTYPE.jp サブスクリプション
●製品仕様
▼文字セット
9,499字 (スタンダード版)
▼ウエイト
UL(ウルトラライト)、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)、H(ヘヴィ)、Blk(ブラック)
▼フォーマット
OpenTypeフォントフォーマット
▼動作環境
macOS、Windows 10/11