タイププロジェクトがフィットフォントサービスの欧文フォントにBlaze Typeの6ファミリーを追加
タイププロジェクトは、2022年8月4日に、フィットフォントサービスに、新しく「Blaze Type(ブレイズタイプ)」の欧文フォントを追加したことを発表した。
多岐にわたるフォントで多くの言語に対応し、さまざまな代替文字やスタイルとウエイトの幅広いフォントファミリーを展開している「Blaze Type」は、フランス リヨンに拠点を置く独立系タイプファウンダリーで、コンテンポラリーなリテールフォントとカスタムフォントの制作に力を入れている。
タイププロジェクトでは、フィットフォントサービスとして、ウエイトやコントラスト、字幅、フトコロ軸を変更した場合でも、書体を常に理想的な設計に保つシステムを開発し、ダイナミックに変化しながらもデザインの一貫性と品質を保持することを実現しており、AXIS FontやTP明朝、TPスカイなど、タイププロジェクトのそれぞれの書体で500から10,000以上のバリエーションで、他社の欧文フォントに合わせて調節することで和文と欧文の適正なバランスを得ることを可能にしている。
フィットフォントサービスに追加したBlaze Typeの欧文フォントは、「ヨハネの黙示録」からインスピレーションされた、組合せ例:Apoc + TP明朝フィットフォントを得たApocを始め、Area、Inferi、Rules、Sigurd、Slussenの6ファミリーで、全51フォントとなる。
▼組合せ例:Apoc + TP明朝フィットフォント
Blaze Typeの創立者でタイプデザイナーのMatthieu Salvaggio氏は、「以前からアジアの、とりわけ日本の会社と関わりたいと思っていました。TPスカイの核心を突いたデザインはエレガントで安定感があり、とても好きです。フィットフォントのようなサービスを提供するというのはすばらしい発想だと思います。このサービスに参加できることが本当に光栄で嬉しく思います」と述べている。
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