あおいアヒル
主婦の友社はリリア氏・作、前田まゆみ氏・翻訳による、介護や認知症、後悔するその前に…世代交代の親子の愛情を描く韓国の翻訳絵本「あおいアヒル」を2019年9月26日に発売した。
成長したワニがアヒルを抱えて回想する場面ではじまる絵本「あおいアヒル」では、認知症の祖母と過ごす家族との時間の中で感じた、著者の体験をもとに描かれている。
ある日、アヒルは青い池で赤ちゃんワニと出会い、ママになる。
やがてワニが大きく頼もしく成長したある日、アヒルの記憶が少しずつ消えはじめた…。
そんな日々の中でも、ワニとアヒルの心の奥底にある、ゆるがない愛情が紡がれていく。
リリアProfile
ブエノスアイレスで生まれ育ったのち、韓国に渡り子どもの絵本にイラストを描く。本だけでなく、多方面で活躍している。絵本の中の世界を想像して描くのが幸せ。自分自身がウサギ、鳥、クマ、オオカミ、ワニ、ヘビ、リスだけでなく、時には山や川、木、春夏秋冬に変身できる絵本の世界が、いちばん楽しい。本作は、認知症の祖母を見守る家庭で育つ中で、将来の両親を想い、ワニのように強く優しく見守りたいと描いた。
前田まゆみProfile
絵本作家、翻訳家。著書に『くまのこポーロ』(主婦の友社)『庭に咲く花えほん』(あすなろ書房)『幸せの鍵がみつかる世界の美しいことば』(創元社)など。翻訳書に『翻訳できない世界のことば』『ことばにできない宇宙のふしぎ』(創元社)、翻訳絵本に『なんでもおんなじ?』(フレーベル館)などがある。絵本は、“世界の本質的な何か"を伝える力を持つと思っていて、この絵本も、それにあたると感じている。
親の老い、介護に認知症…3世代で心の準備ができる絵本「あおいアヒル」
子どもが成長すると、いつの間にか親子の役割が変わる瞬間が訪れる。
この絵本には、親から子、子から孫へ、世代を繋いでいく私たちの姿が描かれている。
やさしくなれない自分に腹を立てる前に…「あおいアヒル」読者の声より
最近、親の老いに戸惑うことが多く、やさしくなれない自分がいましたが、世代交代。受け入れていこうと思いました。(50代女性)
祖母の認知症がひどかったころに出会っていたら、少しは接し方が変わっていたかもです。(20代女性)
介護する側、される側…事件があると他人事とは思えずドキッとすることも。根底には親子愛がなくてはと、改めて伝えてくれた絵本。(50代男性)
あんまりイメージできてなかったけど…母さんも年をとるんだね。(小学生男子)
してあげることは全部、お母さんが私に教えてくれてきたことでした!(30代女性)
長い年月介護しましたが、今は母に日々感謝しています。この絵本から、私は深い愛を感じました。(女性)
今の自分は、親に支えられ、子に支えられて生きていると実感!(女性)
頭ではわかっていても、心が置いてきぼりになることも。この絵本が深い思いを抱えた多くの人の心の支えになることを願っています。(50代女性)
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「こんどは ぼくが まもるから」
子の成長とともに訪れる親子の役割が変わる瞬間。
世代を超えて伝えたい愛情を描いた絵本。
◆成長したワニがアヒルを抱えて回想する場面で始まるこの作品は、
認知症の祖母と過ごす家族との時間の中で感じた著者の体験をもとに描かれています。
◆青い池で出会った赤ちゃんワニとアヒルが、
家族となって生きる幸せな時間。
そしてワニが大きく頼もしく成長したある日、
アヒルの記憶が少しずつ消え始めました…。
揺れるふたりの心の中にある、
ゆるがない愛情が紡がれていきます。
◆子が成長すると、
いつの間にか親子の役割が変わる瞬間が訪れます。
親がしてくれた多くのことをわが子にしている自分を発見したり、
成長していくわが子を楽しみに生きていく両親の姿を介して、自分を発見する時などです。
すべての瞬間の記憶の向こう側には、
お互いが抱いてきた大切な時間が重ねられています。
この絵本は、そんな親から子へ、子から孫へ、
世代を越えていく私たちの姿を描いています。
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