mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

MonotypeがJR西日本が提供する決済サービス Wesmo!にオリジナルフォント「WESTERX Sans」を開発

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MonotypeがJR西日本が提供する決済サービス Wesmo!にオリジナルフォント「WESTERX Sans」を開発。
ブランドコンセプト「Moving is Value.」をもとにデザインされた、あらゆるシーンでブランドのパーソナリティーを伝える欧文書体

Monotype Imaging Inc.の日本法人であるMonotype株式会社は、西日本旅客鉄道株式会社が提供する決済サービス「Wesmo!」のオリジナルフォントを開発したことを2025年5月28日に発表した。

 

 

Wesmo!

Wesmo!(ウェスモ)は、西日本旅客鉄道株式会社(大阪府大阪市、以下JR西日本)が提供する新たな決済サービスです。動くことを価値にする「Moving is Value.」をブランドコンセプトに掲げ、2025年5月28日(水)よりサービスを開始。

wester.jr-odekake.net

WESTERX Sans

欧文書体WESTERX Sans(ウェスターエックス・サンズ)は、Wesmo!のロゴタイプ、アプリ、広告などで幅広く使用するために開発。

デザインはMonotypeのクリエイティブ・タイプディレクター 小林章氏が担当。JR西日本 WESTER-X事業部、Wesmo!のサービスブランディングを手がけるセイタロウデザインの山崎晴太郎氏と共に、ブランドの声となる書体を制作。

制作にあたっては、ブランドコンセプト「Moving is Value.」に加え、「豊かさ」「敷居の低さ」「ユーモア」といったキーワードをもとに、複数の方向性から検討。あらゆるシーンで使用できる視認性や可読性を担保しながらも、動きとキャラクター性を大事にした、親しみやすい書体が完成。

 

▼JR西日本 WESTER-X事業部 Wesmo! プロジェクトリーダー 内田修二氏 コメント



Wesmo!は、ICOCA、J-WESTカードに次いで、WESTERポイントやデータを活用し、人・お店・企業がつながり、生活を豊かにして、お商売の資金繰りも支え、地域も活性化する、まさに地域に根ざした頼れる決済サービスとして誕生します。

クレジットカードがなくとも、お店に決済端末がなくとも、Wesmo!があればどこでも誰でも段違いにベンリで、おトクで、楽しいキャッシュレス決済が体験でき、お金や一人ひとりの心、からだが動くことで、お金に代えられない価値やワクワクが生まれるミライをめざしていきます。

 

▼株式会社セイタロウデザイン代表 山崎 晴太郎氏 コメント

Wesmo!は、JR西日本圏内の全てのエリア、全ての世代の人を対象に、コンセプトからUI/UX、コミュニケーションまでを一貫してデザインしています。極限までシンプルにしたUIと、身体性を重視したUX、そして何より楽しさを演出する体験価値。

単なる通貨価値の交換ツールではなく、新たな体験との出会いを生み、まちとの関係性が変わる。目指したのはそんな、温度を持った決済サービスです。西日本で過ごす毎日がどこかワクワクするものになること。Wesmo!のみならず、WESTERサービス全体を通じて、そんな毎日が増えていけばいいなと思っています。

 

▼Monotype クリエイティブ・タイプディレクター 小林章氏 コメント

 

制作を始めてお納めするまでの期間が約3ヶ月という異例の速さのプロジェクトでした。山崎さんのディレクションが的確だったこと、そしてJR西日本の皆さんからのフィードバックが素早かったことにも助けられました。お納めした後にいっしょに登壇した発表会で、JR西日本の方がさっそくスライドにWESTERX Sansを使ってくれて本当に楽しそうに話されていたのが印象に残っています。フォントがブランドの姿勢を伝える「声」になったということですよね。このコーポレートフォント制作に関わることができて、とても嬉しく思います。

 

WESTERX Sansの特徴

WESTERX Sansは、ブランドのパーソナリティーを伝える多様な表情を備えた欧文書体。

最大の特徴は、外側にふくらみをもたせた丸みのあるフォルム。鋭角で硬い印象を与えがちな「M」や「W」も曲線で構成することで、柔らかく親しみやすい印象に仕上げられた。また、ストロークの端にわずかな角度を加えることで、カジュアルさや躍動感を演出している。

見出しでの使用を想定し、小文字は大きめに設計。大文字と組み合わせた際の凹凸を抑え、視覚的なまとまりを高めている。

決済サービスにおいて重要となる数字は、アルファベットとの調和を図りつつ、明快で安心感のあるデザインに。アプリを立ち上げるたびに、信頼性と親しみやすさが伝わることを目指している。

さらに、Wesmo!のロゴタイプに使用されている「e」を大文字のバリエーションとして収録。微笑んでいるような表情を感じさせる、手書きの自然なストロークを採用した。

 

今後の展開

WESTERX Sansは、2025年5月にリリースされたWesmo!のUI/UX、広告をはじめとしたブランドコミュニケーションで使用されている。

今後は、JR西日本が取り組む24時間365日、顧客とつながり、段違いに便利でおトクで楽しい体験の提供をめざし、WESTERサービス全体への展開も視野に入れ、さらなる活用が期待されている。

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