ひらがなあそびの絵本「あ」
アリス館から2020年8月28日に谷川俊太郎氏の書き下ろし新作で絵を広瀬弦氏が担当した、ひらがなあそびの絵本「あ」が発売された。好評につき発売前重版も決定した。
あ は一人ぼっちでさびしそう。
だれか ともだち いないかな?
文字と文字の組み合わせで、言葉が生まれ、物語が生まれる。
その楽しさが、絵本になった。
谷川俊太郎Profile●1931年、東京に生まれる。高校卒業後、詩人としてデビュー。1952年に第一詩集『二十億光年の孤独』(創元社)を刊行。以後、詩、絵本、翻訳など幅広く活躍。1975年日本翻訳文化賞、1988年野間児童文芸賞、1993年萩原朔太郎賞を受賞。ほか受賞多数。絵本作品に『ことばあそびうた』(福音館書店)、『マザー・グースのうた』(草思社)、『これはのみのぴこ』(サンリード刊)、『もこもこもこ』(文研出版)、『まり」(クレヨンハウス刊)、『わたし」(福音館書店)、「ことばとかずのえほん」シリーズ(くもん出版)、『あさ/朝』『ゆう/夕』『きらきら』『すき好きノート』(アリス館)他多数の作品がある。翻訳作品も多数。
広瀬弦Profile●11968年、東京に生まれる。イラストレーターとして挿絵や絵本の世界で活躍している。おもな作品に『ゆめみるたっちゃん』『とりかえっこちびぞう』『おてがみもらったおへんじかいた』『パンやのくまちゃん』『双姫湖のコッポたち』『にじとそらのつくりかた』『女一匹』『自分を好きになる本』など多数。谷川さんとの共作に『まり」(クレヨンハウス刊)などがある。
ひらがなあそびの絵本「あ」みどころ
谷川俊太郎氏の書き下ろし!
文字と文字で、言葉が生まれる喜びを伝える。
谷川俊太郎氏は「あ」と何を組み合わせたら子どもたちが楽しめるものになるか、絵にして楽しいものは何か、考えながら文にしたとのこと。
制作過程を振り返りつつ、
「二文字の文ははじめて。制約が多くて大変だもの」とコメントしている。
▼谷川俊太郎氏(写真:ヤスダフォトスタジオ)
広瀬弦氏の美しい文字と絵
上下左右に楽しげに動く文字で、言葉の魅力を伝える。
文字を「もの」として捉えてほしくて、縦書きになったり横書きにしたりしてみたという、広瀬弦氏。
「子どもたちに1ページずつ、楽しんでもらえたらいいな」とコメントしている。
▼広瀬弦氏(写真:ヤスダフォトスタジオ)
制作の過程で生まれた、文字の妖精「かなちゃん」。
かなちゃんが、文字たちの気持ちを表現していく。
「本ができたのは、かなちゃんのおかげ」と、谷川俊太郎氏。
この小さな存在が、じつは本では大きな役割を果たしている。
▼かなちゃん制作風景(写真:ヤスダフォトスタジオ)
「あ」はひとりぼっちで さみしそう。でも……
「あ」と「お」が出会って……あおぞらに!
「あ」のところに「し」がやってきて……「あし」だ! どこへでもいけるよ!
▼写真:ヤスダフォトスタジオ)
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