「もうつ令和（つれいわ）」な時代の年賀は手作り木版画

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手作りがうれしい木版画年賀状
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年賀状に適した筆文字書体（筆文字フォント）を厳選した

手作りがうれしい木版画年賀状

「もう、つ令和（つれいわ）」そんなしんどいニュースが多い令和初の年賀状は木版画で心をほっこりさせよう。

誠文堂新光社は2019年9月9日（月）に木版竹笹堂六代目摺師であり、木版画家である原田裕子氏著書による、京都の老舗木版画工房・竹笹堂の職人が木版画の基本テクニックと年賀状デザインのコツをわかりやすく解説してくれる一冊「手作りがうれしい木版画年賀状」を発売する。

かつては定番だったが、若い人にはなじみの薄い木版画年賀状。手彫りのラインや絵の具のかすれなどが味わい深く、パソコンで作る年賀状が主流となった現代だからこそ、温かみのある手製の年賀状は年の初めのあいさつとして喜ばれる。

「手作りがうれしい木版画年賀状」では、性別問わず、幅広い年齢層が楽しめる、干支や縁起物のモチーフなど100図案を収録した作例集。初心者でも始めやすいよう、必要な道具や基本的なテクニック、図案を組み合わせるコツなどもわかりやすく解説されている。

年賀状以外にも、ポチ袋やのしに応用する方法も掲載。工夫次第でさまざまなシーンに活用できる一冊になっている。木版画作りならではの、木を削る音や、木のかおりなど、作る過程にも注目して楽しもう。

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原田裕子Profile●木版竹笹堂六代目摺師・木版画家。摺師として培った技術をもとに木版画の作画を多く手がける。その作品は竹笹堂のオリジナル商品をはじめ、布小物や企業カレンダー等、多方面に展開される。『京都手帖』（光村推古書院）では2010年から現在まで挿画を担当。伝統とモダンが融合した作品は世代を問わず愛されている。

竹笹堂Profile●1200年の歴史ある木版画技術を継承する明治年間創業の老舗・竹中木版。木版画は江戸時代より絵師・彫師・摺師の三者分業により制作され、竹中木版は代々摺師として活躍。竹中木版がプロデュースする竹笹堂は現在彫師も加わり、老舗の掛け紙や材料などを手がける一方、オリジナル作品や商品の制作・販売を一貫して行う。主な紙製品は機械印刷が主流の中、今も職人が一枚ずつ手摺りする。また、木版技術を守り伝えるためのワークショップの開催や学術的な研究活動にも精力的に取り組んでいる。

▼竹笹堂ウェブサイト（オンラインショップ）

takezasado.com