世界でもっとも美しい装飾写本
インプレスグループでデザイン分野のメディア事業を手がけるエムディエヌコーポレーションから田中久美子氏著書による、美しく神秘に満ちた装飾写本91点を集めた「世界でもっとも美しい装飾写本」が2019年5月21日に発売された。
装飾写本とは
装飾写本(illuminated manuscript)とは、多くは宗教的なテクスト写本に装飾頭文字や装飾的な縁取り、装飾頁などの華麗な飾りを付けたもので、代表的な装飾写本には中世のケルト教会修道僧によって作成されたケルト装飾写本がある。
古代から中世ヨーロッパで生み出された装飾写本の数々を、美しいビジュアルで収録 した「世界でもっとも美しい装飾写本」
その昔、「本」とは、手間も時間もお金もかかる高級品であり、当時の優れた芸術家や職人たちが全霊を傾けてつくる「工芸品」でもあった。修道院の奥深くで神に身を捧げた修道士たちが1つ1つの文字に神への畏敬を込めながら書き写していった美しい聖書や中世ヨーロッパの街の中で親方と職人たちが挿絵を描き、金箔を貼り、美しい彩色を施していった装飾写本の数々が「世界でもっとも美しい装飾写本」で紹介される。
「ケルズの書」「ベリー公のいとも豪華なる時禱書」はもちろん、日本ではめったに見られない海外収蔵の貴重な装飾写本を含む90点あまりを掲載。
ヨーロッパ中世の装飾写本をこよなく愛する美術史家である田中久美子氏による、詳細で分かりやすく楽しい解説も付されており、見て、読んで楽しめる1冊に仕上がっている。
後半には文章の始まりの1文字を大きく美しく飾った「装飾頭文字(イニシアル)」も多数収録。美術好きや装飾写本好きはもちろん、デザインやイラストのアイデアを求めるクリエイターの方にも楽しんでいただける1冊になっている。
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ケルトの装飾写本「ケルズの書」などを紹介した「世界の美しい本」
海野弘氏監修による、ケルトの装飾写本「ケルズの書」や手彩色の豪華本全盛期の中世の装飾写本、ウィリアム・モリスが定義した「美しい本」、世紀末のギフト・ブックからアール・ヌーヴォー、デコ期のデザイン書籍まで紹介した「世界の美しい本 」はパイインターナショナルBilingual版として2016年3月24日に発売。
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The Book of Kells (said to be the most beautiful book in the world), Leicester Codex (the most expensive book by Leonardo da Vinci), Decorative Scripture in Middle Ages, Gift Books in late 19th century, Design Books in the era of Art Nouveau & Art Deco, Penguin Book Covers... This is a complete collection of over 100 'Beautiful Books' in the world, printed with high-quality. Although the body text is in Japanese, the title of each book appears in its original language, and the complete book list including the year of publication, country, and the owner is written in English. A treasured book for book lovers, printings, and those who love classic culture in the West. Following libraries and museum have the books introduced in this book. Pierpont Morgan Library New York, Library of Congress, Washington DC, New York Public Library New York, Museum of Fine Arts Boston, The Wolfsonian FIU Library Florida,
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