むーちゃんのむんずがっせん
岩崎書店は、書籍装画等で活躍中のイラストレーター・後藤貴志氏初の作絵となる絵本「むーちゃんのむんずがっせん」を2019年3月9日に発売する。
後藤貴志Profile●1975年、愛知県生まれ。書籍装画・児童書挿絵・絵本・雑誌等で活動中。絵本『君になりたい 恋の短歌』(穂村弘・編/岩崎書店)、映像作品に「エレファン」(みんなのうた/NHK)がある。個展やグループ展も多数。作・絵による絵本は本作がはじめて。
「むーちゃんのむんずがっせん」ストーリー
むーちゃんは「むんずがっせん」がだいすき。
今日も朝から むんず むんず
ようちえんでも むんず むんず。
むんずがっせんとは、子どもも大人も手かげんなし、
むーちゃんのおうちに代々伝わる、
むずむず むんずのぶつかり合いのこと。
むーちゃんの一番のたいせん相手は、ばあば!
「むむむ……むーちゃん、なかなか やるやんか」
「あったりまえや!」
読んだら思わずやってみたくなる「むんずがっせん」。関西弁のイントネーションも楽しい、はげしすぎるスキンシップ絵本。
むんずって何やねん?むんずの意味が難しすぎるというか分からなくて思わずムズムズしてしまう?「むんずがっせん」の意味
「むんずがっせん」とは、主人公むーちゃんの家に伝わっているらしい相手のからだをムニっとひねる遊びらしいので、むーちゃん一家にしか分からなくても当然。
犬のほっぺを「むんず」とつまんだり、ばあばの脇の下を「むずむず むんず」とくすぐったり、頭をなでたり、握手をしたりとは違う、もう一歩相手に踏み込んだ、スキンシップの方法という事らしく、実際に関西地方に昔からある遊びでもなく、作者・後藤貴志氏が思いついた「造語」で言葉の響きが面白くて採用したそうだ。
ちなみに「むーちゃんのむんずがっせん」の作者・後藤貴志氏も非関西圏の愛知県出身。作品の勢いをよりつけるため、関西弁でストーリーを再構成した際、関西弁に不備がないか、何人もの関西人にチェックしてもらったのだとかなんとか。
上手なむんずは、優しく強くの合わせ技!人付き合いの極意も学べる絵本
主人公のむーちゃんが、いろんなものを「むんずむんず」する姿を見ていると、毒っ写も親しい人のほっぺやおしりを「むんず!」としたくなってくるかもしれない。
むーちゃんが幼稚園で友だちに教える「むんず」の極意。
それはーー。
「じょうずな むんずは、やさしく つよくの あわせわざやで!」
最後のページを見ると「なるほど!」となるオチがあるが、これはばあばとの「むんずがっせん」を通じて会得した、人付き合いの極意が描かれており、これはスキンシップだけでなく、コミュニケーション全般に通じることともいえるかもしれない。
「むーちゃんのむんずがっせん」は、大人も子ども、読んだら思わず「むんず!」したくなってしまうかもしれない、スキンシップ促進効果満点の「触感」が伝わる絵本になっている。
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いますぐやりたくなる!楽しい遊びの絵本
むんずがっせんは、むーちゃん一家に
代々伝わる楽しい遊び。
ライバルばあばとの対決にむけて、
むーちゃんは今日も朝からむんずむんず。
読んで遊んで楽しい絵本です。
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