UXデザインのための発想法
インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける近代科学社は、松原幸行氏著書で「実践UXデザイン」の続編となるUXデザインを推進するための発想法に特化して解説した「UXデザインのための発想法」を2019年11月1日に発売した。
松原幸行Profile●美術専門学校を卒業後、パイオニア株式会社。富士ゼロックス株式会社のデザイン部門を経て、2006年にキヤノン株式会社 総合デザインセンターに所属し、アドバンストデザイン室などをリード。2015年に退職。NPO法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)の元副理事長、元事務局長。現在はUXライター/コラムニストとして活動中。
「UXデザインのための発想法」内容紹介
発想法に関する書物は数えきれないほどたくさんあるが、その内容は、手法論に偏っていたり、UXデザインという領域で使えるように掘り下げていなかったりと、実践に役立つ良いものがなかなか存在していないのが事実。また、アイディア出しを行う「発想ワーク」は、商品の企画からコミュニティーの中でのプライベートな活動に至る、ほとんど全ての仕事で必要とされる実務となっている。
「UXデザイン」では、前著となる「実践UXデザイン」の続編として、UXデザインを推進するための「発想法」に特化して解説している。
その内容は、UXデザインの実践活動を踏まえながら、あらためて「発想法」をひも解き、手法に加えて発想のためのツールや発想ワークのプロセスも集約し、使いやすくまとめたものとなっている。さらに、著者のこれまでのパイオニア、富士ゼロックス、キヤノンにおける豊富な実務・現場経験に基づいて、具体的に詳説している。
「UXデザインのための発想法」目次
第1章 発想する
1-1 発想するとは
1-2 発想法について
1-3 発想ためのツール
1-4 UXデザインとしての発想
第2章 解釈としての発想
2-1 正しい解釈をする
2-2 演繹的推論とアブダクションについて
2-3 ゴールデンサークル理論と経験思考
2-4 UXデザインとしての解釈
第3章 創造としての発想
3-1 アイディア発想と発想法について
3-2 発散と収束
3-3 UXデザインに求められること
第4章 アイディアの発散
4-1 発想の基本的なプロセス
4-2 さまざまなアプローチ
4-3 強制発想法
4-4 類比発想法
4-5 問い語を糸口とする方法
4-5 その他の方
4-6 UXデザインとしてのアイディアの発散
第5章 チームで行う発想
5-1 ファシリテーション
5-2 ブレインストーミング
5-3 ブレインライティング
5-4 ゴードン法
5-5 ブレインストーミングのジレンマ
5-6 アイディア100本ノック/1000本ノック
5-7 アイディア合宿
5-8 UXデザインのためのチーム活動
第6章 イノベーティブな発想
6-1 イノベーティブ思考
6-2 ゴールデンサークル理論とUX発想
6-3 アドバンストUXデザイン
6-4 UXデザインのためのイノベーティブ思考
第7章 発想のためのツール
7-1 発想のためのツールとは
7-2 UXデザインを支援するツール
7-3 アイディア発想のためのツール(アプリケーションなど)
7-4 アイディアシートについて
7-5 アイディア発想に関する書籍
7-6 特殊なツール
7-7 UXデザインのための発想ツール
第8章 アイディアの収束
8-1 アイディアの評価
8-2 アイディアの収束
8-3 UXデザインとしてのアイディアの収束
第9章 発想の先に
9-1 製品化に向けたプロセス
9-2 知財化
9-3 良い発想者となるために(UXデザインの使命)
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UXデザインの実践的手法を解説!
UXデザインとは、ユーザーの経験をより良くするための仕組み・仕掛けを企画・設計することである。
本書は、著者の長年にわたる実務経験を基にUXデザインにおける実践的手法を解説する。
例えば、「経営層の説得が難しい」とか「UXデザインのプロセスと既存の開発プロセスをどう統合したらよいか分からない」などの対処法を教示している.
このようなメソッドとして一般化しにくい現場の知識や現場感覚を大事にしながら,実践上必要となる知識や知恵をまとめる。
UXデザインをどのように実務に使うか悩んでいる読者必読の書である。
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