はんぶんこ
大和書房は、子どもたちとの何気ない日常を美しい色彩と繊細なタッチで描き、SNSで人気のshirokuma氏初の絵本で兄弟ができる上の子やママに贈りたい絵本でもある、おねえさんになることへの、うれしくも切ない、複雑な気持ちを描いた物語「はんぶんこ」を2020年9月26日に発売した。
子どもたちとの何気ない日常を美しい色彩と繊細なタッチで描き、SNSで人気のshirokumas氏初の絵本である「はんぶんこ」は、ある一家に二人目の赤ちゃんが誕生したところから始まる。
みんなの視線や関心を全部持っていっちゃう、おとうと。おねえさんの「のんちゃん」は面白くない。
「のんちゃん、おねえさんになんか なりたくない。ちっともうれしくない」
そんな のんちゃんに、ママは いいました。
「じゃあ……、のんちゃんが うれしくなる おまじない」
「のんちゃんの だいすきな いちごを はんぶんこして、おとうとに どうぞって してみて」
ある日を境に、パパもママも自分だけのパパやママでなくなってしまう。上の子が感じるそんな寂しさと葛藤と、それでも確かにある下の兄弟への愛情を描きながら、家族として成長していく物語となる。
shirokuma Profile●2児の母親。第一子の娘が1歳になった頃から子どもの日常を描きはじめ、SNSにアップし話題に。
第二子の息子が生まれてからは、2人の子の何気ない日常のやりとりを描き続けている。
著書に『今日のあーちゃん』(KADOKAWA)がある。SNSフォロワー数は14万人超(2020年9月現在)。子育て中の母親層に支持を得ている。twitter: @shirokuma3425 Instagram: shirokuma3425
著者shirokuma氏からのs初の絵本「はんぶんこ」へのコメント
弟が生まれたとき 娘は初めて会う新しい家族に少し緊張しながらも嬉しそうで
「おねえちゃんだもん」と ときには失敗しながら はりきって たくさん弟のお世話をしてくれました
でも ときどき寂しそうな目をしていました
そんな、下の子が生まれて お姉さんやお兄さんになる上の子の嬉しさ、寂しさ、楽しさ、切なさに寄り添える内容にできたら……と絵本『はんぶんこ』をつくりました
本書の主人公の“のんちゃん”は新しい家族“おとうと”との「はんぶんこ」を通して分け合うことやお姉さんになることの楽しさや喜びを感じますが うまくいかなくなります
お母さんの提案で のんちゃんはそれを乗り越えることができましたが この物語の後で きっとまた何度もつまずくと思います
でも、その度に また別の方法を考えて乗り越え、進んでは戻りながら、少しずつ家族みんなで成長していくのだと思います
ぜひ子どもたちといろいろな「はんぶんこ」の方法を考えながら読んでもらえたら……
そして、読み終えたら、お姉さんやお兄さんになることや「はんぶんこ」をすることを楽しみに思ってもらえたら嬉しいです?
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