
モリサワがフォントの意識調査を実施。働く男女の約半数がシチュエーションによってフォントを使い分け、プレゼン資料、報告書、謝罪文などビジネスシーンで選ばれるフォントとは?
モリサワは、フォントを日常的に使用していると考えられる20~50代の働く男女500名を対象に、「フォントに関する意識調査」を実施したことを2025年9月4日に発表した。
約半数である45%がシチュエーションによってフォントを使い分けていると回答を得たほか、各シチュエーションで適切だと感じるフォントなどについても調査した。
モリサワは「大阪・関西万博PRブロンズパートナー」として協賛しており、これを記念して開設した大阪・関西万博特設サイトを公開中です。その中で、フォントを使ってデジタルスタンプを作成できる「フォント de スタンプ」などのフォントを使ったコンテンツを公開中。
本調査はこれらの活動の一環で実施したもので、デザインなどの専門的な職種に限定しない働く男女を対象とし、フォントをツールやシチュエーションによって変えているかや、好みのフォントが決まっているかなどについて調査した。
フォントにこだわりがあるか、ツールによって使い分けているか
フォントにこだわりや気に入っているフォントがあるか聞いたところ、「ある(16.0%)」、「どちらかといえばある(26.6%)」と回答した人を合わせて4割以上の人がフォントにこだわりを持っていることが判明。
また、メールやSNS、仕事で使うツールなどにおいて、デフォルトのフォントから自分好みのフォントに変えているか調査したところ、「基本変えている(18.0%)」、「ものによるが変えている(29.2%)」と、半数近くの人が自分好みのフォントにカスタマイズしていることが分かった。


フォントを自分好みのものに変えている人にその理由を聞いたところ、「自分好みのフォントの方が見やすいから(66.5%)」、「好みのフォントがあるから(33.9%)」、「変えたフォントの方が適していると思うから(26.3%)」が上位となる結果だった。

シチュエーションによってフォントを使い分けているか、各シチュエーションで適切だと感じるフォントは
プレゼン資料、謝罪文など、さまざまなシチュエーションに応じてフォントを使い分けているのかも調査しました。その結果、「使い分けている(20.2%)」、「どちらかといえば使い分けている(24.8%)」を合わせて45%と、半数近くの人が状況に応じてフォントを使い分けていると回答しました。年代別では、フォントを使い分けている人は20代で47.2%、30代で51.2%、40代で38.4%、50代で43.2%でした。比較的若年層の方が、フォントを使い分けている人が多い傾向にあった。


また、実際にどのフォントを使うのが適切だと思うかシチュエーション別で回答してもらったところ「謝罪文書」「ビジネスメール」「プレゼン資料・企画書・報告書」「社内報」「財務資料」といったビジネスシーンでは「明朝体」に最も多く票が集まりました。ビジネスシーン以外の「LINEなどSNS」「TVのテロップ」では、「明朝体」のほか「ゴシック体」「丸ゴシック体」「UD書体」「デザイン書体」「装飾書体」「手書き書体」などにも票が分かれる結果になった。
また「看板・チラシ・推し活のうちわ等祭事・催し事関連」においては「デザイン書体(33.0%)」「丸ゴシック体(30.6%)」「YouTubeなど動画コンテンツ」においては「手書き書体(38.8%)」「装飾書体(35.8%)」など、比較的ポップな印象のフォントが適切だと感じる人が多い傾向にあることが分かった。


さらに、文章とフォントが合っていないなど、フォントに対して違和感を覚えたことはあるかも調査をした。
「あてはまるものはない」と回答したのは67.2%で、全体の32.8%、つまり約3人に1人は、違和感を覚えたことがあるようで違和感を覚えたことがあるシチュエーションについて調査したところ、1位は「ビジネスメール(36.0%)」、次いで「謝罪文書(32.3%)」、「プレゼン資料・企画書・報告書(24.4%)」という結果だった。
どんな違和感を覚えたのか具体的に聞くと、「ビジネスのメールにも関わらず遊びに使用するようなフォントで誠実さが伝わらない(神奈川県・44歳女性)」、「謝罪文でポップな文字が使われており誠意が伝わらなかった(青森県・38歳男性)」などの声が寄せられた。
好きなフォント(男女別・年代別)
好きなフォントの分類について聞いたところ、最も多かったのは「明朝体(35.2%)」で、2位は「ゴシック体(18.8%)」、3位は「手書き書体(14.4%)」だった。
「明朝体」が好きな理由としては「最も見慣れているから」「一番見やすく無難」「上品で誠実なイメージがあるから」といった声が寄せられた。
「ゴシック体」は「シンプルでどこでも使える」「見やすく誰でも読みやすい」「かたすぎず、砕けすぎていないから」、「手書き書体」は「可愛らしいが読みやすい」「アナログで書いたような温かみがあるから」「温かみと愛嬌があり柔らかい印象を受けるから」との声が集まった。
好きなフォントランキング (n=500)
1位
明朝体(35.2%)
2位
ゴシック体(18.8%)
3位
手書き書体(14.4%)
4位
UD(ユニバーサルデザイン)書体(9.8%)
5位
丸ゴシック体/筆書体(9.4%)※同率
7位
デザイン書体(2.2%)
8位
装飾書体(0.8%)
男女別でみると上位3位のランキングは全体と同じだが、4位は男性では「筆書体(11.2%)」、女性は「丸ゴシック体(12.8%)」でした。年代別では、1位は「明朝体」、2位は20代・30代が「ゴシック体(20代:25.6%、30代:24.8%)」、40代が「手書き書体(16.0%)」、50代が「UD書体(17.6%)」と年代によって好みが分かれる結果となった。


「フォント de スタンプ」で使えるフォントの中で最も知名度が高いのは
モリサワの大阪・関西万博特設サイトでは、フォントを選んで作れる!「フォント de スタンプ」を展開しており、大阪・関西万博モチーフのデザインを含むフレーム(台紙)とモリサワの12種類のフォントを使って、自分自身の好きな言葉や名前を入力したオリジナルデジタルスタンプ(スタンプ形式のデジタル画像)を作成、ダウンロードすることができる。
今回の調査では、スタンプで使用できるフォントの中から一部のフォントについて、フォント名を記述式で回答してもらうと、その中で最も正答率が高かったのは推し活うちわの文字などに人気の「勘亭流」だった。

▼フォントを選んで作れる!「フォント de スタンプ」
フォントの知識について
「BIZ UDゴシック/BIZ UD Pゴシック」など、フォントには「P」がついているものとそうでないものがある。
Pなしのフォントは等幅フォントで、かな・漢字は全角、英数は半角の等幅で表示されるが、P付のフォントは“プロポーショナルフォント”と言い、英数やかなの文字幅が文字の形によって異なる。
この違いを知っているか聞いたところ、「知っている(3.6%)」と回答した人は1割にも満たない結果となった。
「なんとなく使い分けているが、違いはよく知らない(33.2%)」は約3割いました。フォント自体の存在を知っている人は一定数いるものの、フォント名の認知度と同じように、フォントに関する専門的な知識は大多数の人が持っていないことが分かった。


モリサワでは、フォントや文字について気軽に学んでいただけるよう、大阪・関西万博特設サイトにおいて、クイズ王伊沢拓司氏が率いる知的エンタメ集団「QuizKnock」とのコラボレーションしたクイズコンテンツを公開している。
「QuizKnock」が制作したクイズを通して、楽しく学び「フォントマスター」に挑戦してみよう。
明日からフォントの見方や選び方が変わるかも知れない。
▼「QuizKnockのフォント魅力発見!」目指せ全問正解!みんなで挑戦しよう!
調査概要
調査テーマ:フォントに関する意識調査
調査方法:WEBアンケート調査
調査対象者:全国の20~50代の働く男女 計500名
調査期間:2025年8月20日~22日
調査主体:株式会社モリサワ
調査機関:株式会社ネオマーケティング
※今回の結果は、調査対象における年代別・男女別の回答傾向を示したもので、すべてに当てはまるものではない。
モリサワでは、「フォント de スタンプ」で作成したデジタルスタンプが、本物のハンコになって届く「万博記念!フォントが選べるオリジナルハンコプレゼント」キャンペーンも実施中です。ハンコのハンドル部分は、大阪・関西万博の公式キャラクターミャクミャクのデザインとなっており、世界に一つだけのオリジナル万博グッズになるかもしれません。

▼「万博記念!フォントが選べるオリジナルハンコプレゼント」キャンペーン
モリサワと大阪・関西万博について
モリサワは「大阪・関西万博PRブロンズパートナー」として協賛し、大阪・関西万博の会場サインやアプリなどで使用するための各種フォントも提供している。
また、「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」のサポーターとして、展示ディスプレイや平面サインなどで使用されるフォントを提供しているほか、その他のパビリオンでも各種フォントを採用されている。
モリサワについて
モリサワは、「文字を通じて社会に貢献する」を社是に研究・開発を続けているフォントメーカー。Windows 10以降に搭載されているBIZ UDフォントやUDデジタル教科書体など、より多くの人にとって読みやすく設計されたUDフォントも開発している。
2,000書体以上が使えるフォントサブスクリプションサービスMorisawa FontsやUDフォント60書体が使えるMORISAWA BIZ+のほか、機器やアプリケーションへの組込みフォントやWebフォントなど、利用環境に合わせたさまざまなフォントサービスを提供している。
モリサワのUDフォントについて
モリサワのUDフォントは、「文字のかたちがわかりやすいこと」「文章が読みやすいこと」「読み間違えにくいこと」をコンセプトに開発されている。
具体的には、濁点や半濁点を大きくして、区別をつけやすくしているほか、シルエットの似た文字を判別しやすくするために、はなれを明確にするなどの工夫をしている。第三者機関と共同で可視性・可読性に関する比較研究報告も実施している。