わたしのやま
世界文化社は、フランソワ・オビノ氏・作、ジェローム・ペラ氏・絵、谷川俊太郎氏訳による、両サイドの表紙から始まる2つの物語の絵本「わたしのやま」を2020年2月8日(土)に発売した。
絵本「わたしのやま」は両サイドの表紙から始まる2つの物語となる。それは一見すると、相対する羊飼いと狼の同じ山でのそれぞれの生活を描き、敵か味方か、正義か悪か、といった単純化したフィルターを外して物事を見ることの大切さを伝えている。訳者は日本を代表する詩人・谷川俊太郎氏。羊飼いの視点と狼の視点で、表・裏表紙の両サイドから読むことができ、しかも文章は両サイドとも同じものになっている。フランスでは「アンコリュプティブル賞」(2019-2020)にもセレクションされている一冊。
はじめは羊飼いの視点で見ていた自分が、読み込んでいくうちに、狼にもどこか自分と重なる部分を見出し、果たしてこの狼は自分にとって憎い敵なのだろうか? と考えさせられる作品。
▼羊飼いの視点
▼狼の視点
▼訳:谷川俊太郎氏のコメント
人間の立場と狼の立場が、<いのち>の眼で見れば同じという真実を、テキストとレイアウトのアイデアに溢れた工夫で、シンプルに描き出しているところが新鮮です。
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