アリババが商用可能なフリーフォント「Alibaba Sans」の派生フォントを拡充、フォント著作権確認ツールも提供
アリババは2022年8月12日(金)に400万回以上ダウンロードされている人気フォント「Alibaba Sans」に新たな派生フォントを追加したことを発表した。
派生フォントは、日本語を含む多言語に対応し、プライベートでも商業目的でも無料で利用することができる。
また、フォント著作権確認ツールの提供を開始し、デザイナーは著作権の心配なく、安心してフォントを使用することが可能になった。
アリババが今回発表したのはカスタムデザインされた新たな「Alibaba Sans」 派生フォント。
中国語(繁体字)、日本語、韓国語に対応し、プライベートでも商業目的でも自由に使用できる。
こちらは、年に一度、クリエイティブ業界の専門家らが集まり、4日間にわたる展示やパネルディスカッションが開催される「U Design Week」で発表された。
アリババグループでは2019年に中国企業として初めて無料で商用利用できるフォント「Alibaba Puhuihui」を発表。
その後、2021年5月には、「Alibaba PuHuiTi 2.0」をリリースし、従来の中国語(簡体字)と英語フォントの一部を改良しただけでなく、新たにタイ語とベトナム語などの外国語フォントを追加した。
提供開始から4年半で、「Alibaba Sans」フォントは派生フォントを含め400万回以上ダウンロードされている。
Alibaba Sansプロジェクトの担当者Lin Chiang-Hui氏は、「Alibaba Sansのライセンスは無料なのか、という問い合わせが多く寄せられています」と述べている。
中小企業やフリーランサーとして働くデザイナー、アーティストは、自分たちが使用するフォントが適切な使用許可が付与されているかを確認したいと強く望んでおり、これらの需要を受け、アリババは、「Alibaba PuHuiTi」プロジェクトの一環として「フォント著作権確認ツール」の提供も開始。
ツールを使用することで、ユーザーは使用を希望するフォントに著作権侵害リスクがあるかどうかを自らチェックすることができる。
中国語(繁体字)、日本語、韓国語に対応し、プライベートでも商業目的でも自由に使用可能なアリババのフリーフォント「Alibaba PuHuiTi」フォントのダウンロードはこちら
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