モリサワが「Adobe Creative Cloud」のTypekitにタイプバンク10書体を提供
9月1日に株式会社モリサワへの吸収合併が決定している株式会社タイプバンクのタイプバンク書体10書体がAdobe Creative CloudのTypekitサービスに提供されることになった。
Typekitには、既に2015年10月よりモリサワ書体およびタイプバンク書体をTypekitに提供されているが、今回新たに提供となる書体は、第三者学術機関による読みやすさの研究結果を取り入れたユニバーサルデザイン書体「TBUDシリーズ」や、1960年代から70年代に一世を風靡したタイポスの漢字デザイン書体「漢字タイポス48」など計10書体になる。
Adobe Creative Cloud提供タイプバンクフォント
▼提供書体
・漢字タイポス 48/412
・TBUDゴシック R/B/H
・TBUD丸ゴシック R/B/H
・TBUD明朝 M/H
▼漢字タイポス 48/412
1960~70年代に一世を風靡したデザイン書体であるタイポスの漢字デザイン書体。1968年グループ・タイポの機関誌に発表された後、2008年に初めてフォント化された。
▼TBUDゴシック R/B/H
見やすさとバランスが両立したユニバーサルデザイン仕様のゴシック体。漢字は文字を判別しやすくするため、線が密集する部分のハネやゲタをあえて省くなどの工夫がされている。ただ字面を広げるのではなく、文字自身が持つフォルムを保つように設計され、かなは文章のリズムをよくするため漢字に対して小ぶりに作られているのが特徴。
▼TBUD丸ゴシック R/B/H
やわらかい骨格と親しみやすい表情を備える書体で、TBUDゴシックと同様にアクセシビリティが重要視される公共サイネージのような環境にも最適。
▼TBUD明朝 M/H
格調高い明朝体のデザインを保ちながら、見やすさ、読みやすさを実現した書体。一般的な明朝体は横線が細くデザインされているため、ロービジョンの方や距離の離れたディスプレイ表示などでは読みにくいことがあるが、TBUD明朝の横線の太さは、縦横の太さが同じボリューム感を持つように設計され、ディスプレイ表示でもはっきりと文字が表記されている。
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