mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

複雑なネットワーク構造の様々な最適化技術を詳述した一冊

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複雑ネットワークにおける最適化 超AI的な統計物理学アプローチ

複雑ネットワークにおける最適化―超AI的な統計物理学アプローチ―

インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける近代科学社は、2023年2月24日に、近代科学社が著者とプロジェクト方式で協業する、デジタルを駆使したオンデマンド型の出版レーベル「近代科学社Digital」レーベルより、林幸雄氏著書による、複雑なネットワーク構造の様々な最適化技術を詳述した一冊「複雑ネットワークにおける最適化―超AI的な統計物理学アプローチ―」を発売した。

 

 


「複雑ネットワークにおける最適化―超AI的な統計物理学アプローチ―」内容紹介

電力網や物流、サプライチェーン、インターネットやSNSの流行など、現代社会は複雑に絡み合ったネットワークによって支えられていると言っても過言ではない。
このようなつながり構造を、物理学やコンピュータ科学あるいは社会学を基礎として解析していくのがネットワーク科学。
「複雑ネットワークにおける最適化―超AI的な統計物理学アプローチ―」は複雑ネットワークの最適化に費やしてきたこれまでの研究成果をできるだけ包括的に紹介しつつ、創世記からの進展も分かるように編集された貴重な1冊となる。

▼SNSマーケティングや災害時に備えた社会インフラの補強など各トピックスをわかりやすく解説している。

 

林幸雄Profile

1987年 豊橋科学技術大学大学院電気電子工学専攻修了、富士ゼロックス(株)システム技術研究所
1991年 国際電気通信基礎技術研究所ATR視聴覚機構研究所、人間情報通信研究所(出向)
1995年 博士(工学)京都大学
1997年 北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科助教授
2003年 文部科学省研究振興局学術調査官(併任)
2008年 科学技術振興機構さきがけ「知の創生を情報社会」領域アドバイザー(併任)
現 在 北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科/融合科学共同専攻教授

著書

「Pythonと複雑ネットワーク分析」近代科学社(共著)、「自己組織化する複雑ネットワーク」近代科学社、「ネットワーク科学の道具箱」近代科学社(共著)、「情報ネットワーク科学入門」コロナ社(共著)、「噂の拡がり方」化学同人、「Networks ? Emerging Topics in Computer Science-」iConceptPress(共著)

 

近代科学社Digital

近代科学社Digitalは、株式会社近代科学社が推進する21世紀型の理工系出版レーベル。デジタルパワーを積極活用することで、オンデマンド型のスピーディで持続可能な出版モデルを提案。

www.kindaikagaku.co.jp

 

 

「複雑ネットワークにおける最適化―超AI的な統計物理学アプローチ―」目次

第1章 ネットワークの次数分布
1.1 現実の多くに共通するネットワーク構造
1.2 共通構造の生成規則:優先的選択
1.3 利己性の強弱による構造変化
1.4 逆優先的選択による平等化

第2章データ分析としての基礎
2.1 関係性データ分析について
2.2 ネットワークの中心性指標
2.3 媒介中心性の高速アルゴリズム
2.4 PageRank 中心性に関連する指標
2.5 拡散力のあるインフルエンサーの抽出

第3章 情報拡散の最大化
3.1 本章のあらまし
3.2 拡散の最大化はNP 困難
3.3 サンプル平均不要のメッセージ伝搬法
3.4 多数の種ノード選択
3.5 数値実験例
3.6 やや発展的な話題

第4章 高速な近似解法
4.1 本章のあらまし
4.2 統計力学的なCavity 法
4.3 最小VC 問題に対するサーベイ伝搬
4.4 平衡点の安定性解析
4.5 より一般的な自由エネルギー最小化
4.6 グラフィカルモデルの確率伝搬との相違
4.7 関連する別の話題

第5章 分断しにくい最適耐性
5.1 本章のあらまし
5.2 木構造になりにくいのが最適
5.3 しなやかな復活力:レジリエンスとは
5.4 攻撃に強い玉葱状構造の創発
5.5 構成的な結合耐性の強化
5.6 ランダムレギュラーグラフの最適性

第6章 災害や攻撃による破損後に役立つ代替経路
6.1 本章のあらまし
6.2 代替経路の数え上げも難問
6.3 経路和行列と全正値性
6.4 非交差経路の組合せ数の近似計算
6.5 数え上げの実験例
6.6 関連する話題

付録A いくつかの式の導出
A.1 BA モデルの次数分布の別解法
A.2 有限グラフの伊原Zeta 関数
A.3 頑健性の解析
A.4 短い閉路の計数法
A.5 固有値の摂動
A.6 グラフ分割のスペクトル法

付録B 実ネットワークデータの基本特性
付録C 自己修復の可視化デモ

 


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