くまのムル はじめてゆきをみる
誠文堂新光社は、2019年12月9日(月)に、著者:カイサ・ハッポネン氏、画家:アンネ・ヴァスコ氏、北欧フィンランドで愛されている絵本シリーズの第1作目の日本語版「くまのムル はじめてゆきをみる」を発売した。日本語版の訳は中井靖子氏が担当している。
「くまのムル はじめてゆきをみる」は、フィンランドの人気絵本作家によりTammiから刊行され、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、オランダ語、エストニア語、スロバキア語、トルコ語、韓国語、中国語など12か国以上で翻訳されている、世界的な人気者「くまのムル」の物語で、ついに、待ちに待った日本語版が登場した。
著者:カイサ・ハッポネンProfile●ユヴァスキュラ大学修士(演劇とコミュニケーション)。図書館では子どもの演劇を企画し、読み聞かせなども活発に行う。テレビの司会者としてもフィンランドの子どもたちにはおなじみの存在。2014年、『Leikki viekoon(あそぼ!)』を発表。
画家:アンネ・ヴァスコProfile●ヘルシンキ芸術デザイン大学修士(ファッションとテキスタイル)。絵本作家、イラストレーターとして活躍する。フィンランドの森や光など、自然から着想を得た作風が特徴。カイサとの共作「ムル」シリーズは世界各国の言語に訳されている。『ぼくって王さま』は2011年ルドルフ・コイブ賞受賞。
訳者:中井 靖子Profile●大阪大学修士(日本語・日本文化)。タイのチュラーロンコーン大学で教員をつとめた際、バンコクのブックフェアで本作と出会う。皇室と王室の交流を描いた曲「Pla Nin」(日タイ交流130周年記念作品/日タイ合作)の日本語詞を翻訳。
冬眠したくない、くまのストーリ―「くまのムル はじめてゆきをみる」
北国のくまたちは、秋から巣穴に入って冬眠する。けれども、くまのムルは、ほかの仲間たちのように眠ることができない、なぜなら、眠りたくないから。
真冬の長くて、たいくつな暗い巣穴から、思い切って外に飛び出すムル。初めて触れる真っ白な雪、空に輝く星たち。ほかのくまたちとは違う行動をとったからこそ、出会える自然がある。
仲間と同じではなくても、孤独ではない。なぜなら、みんなが知らない発見や楽しみに出会えるから。
「くまのムル はじめてゆきをみる」のストーリーには、仲間と同調できずにひとりでも、新たな発見や楽しみが生まれていくというメッセージが込められている。
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