mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

カッコイイことと面白いことは比例しない/由利麟太郎

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Brave Arrow / 焚き火

探偵・由利麟太郎

[オススメ度]

★★☆☆☆

 

Mr.ロマンスグレーの代表格である吉川晃司の主演ドラマ「探偵・由利麟太郎」が始まった。

 

カンテレ制作・フジテレビ系の火曜日21時枠の放送で6月16日から7月14日まで全5回の放送を予定している吉川晃司にとっては地上波連続ドラマ初主演作品となる本作。メインテーマとエンディングテーマも吉川晃司が担当するあたり、吉川の力の入れようも伝わってくる。
 

吉川晃司の1ファンとして、吉川晃司の地上波連続ドラマ初主演作品である「探偵・由利麟太郎」を楽しみにしていた私であるが、第2回までを観終わったところで、

感想は総じて

「まるで面白くない…」

に尽きる。

第1回を観てその事実には気が付いていたのだが、期待を込めて第2回まで自分自身を泳がせていた。

しかし、第2回は第1回より更に面白くなかった。

吉川晃司のカッコよさを以てしてもその事実は変わらない。

何がいけないのだろうか。

ドラマ内で、吉川晃司のカッコよさは完璧に表現されているわけではあるが、吉川がカッコよければカッコよいほどに、ドラマの面白くなさが際立ってくる。

対照的に、なんとなく惰性で見始めたキムタクの「BG~身辺警護人~」の方がよっぽど面白かった。

皮肉なことに「BG~身辺警護人~」のキムタクはあんまりカッコよいとは思えないが。

探偵・由利麟太郎のキャッチコピーは、

「観察すれば、真実は自ずと浮かび上がる」

だが、

「鑑賞すれば、探偵・由利麟太郎の面白くなさは浮かび上がる」

ばかりなのである。

 

金田一耕助で知られる横溝正史の小説を原作とした、妖艶の世界観を令和という時代への改変したことが上手く機能していないの面白くない。

出てくる役者陣は悪くないが無駄遣いになっている気がする。

脚本が悪いのか、演出が悪いのか、とにかく面白くはない。

但し「面白くなかったな…」と思った矢先、流れ出すエンディングテーマ「焚き火」に痺れてしまうことになる。

吉川の謳う「焚き火」には実に歌詞2行しかない。

ほとんどは擬音語のスキャットによるものだが、圧倒的な渋さが、ドラマの面白くなさも、薪として焚べてしまい消し炭にするほどの効果を出している。

とにかくカッコイイ。

焚き火にあてられたせいか、吉川のカッコよさとともに、ドラマの面白くなさを確認するために、また、今週も見てしまう事になるだろう。

 

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次いでに「BG~身辺警護人~」は普通に観るだろう。

 

「探偵・由利麟太郎」メインテーマ:Brave Arrow/エンディングテーマ:焚き火 

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元警視庁捜査一課長という経歴を持つ、白髪の名探偵・由利麟太郎。由利を敬愛し助手としてバディーを組む、ミステリー作家志望の青年・三津木俊助。昭和を代表するミステリー作家・横溝正史のおどろおどしい奇怪な世界を現代風に新解釈!新たな名コンビによるホラーミステリーを京都を舞台に描く。c横溝正史/KADOKAWA/カンテレ 

 

 

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日本屈指の歌劇団の主宰・原さくらが、東京公演を終え大阪公演を控えたわずかな間に姿を消した。看板歌手の失踪に頭を悩ませつつも、いつもの気まぐれだろうとたかを括っていた劇団員たちは、公演当日、コントラバス・ケースの中から彼女の死体を発見する。昭和12年秋のことであった―。探偵小説の金字塔“金田一耕助”シリーズと共に、横溝正史が生み出した名探偵“由利麟太郎”シリーズの名篇。表題作など3篇を収録。

 

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