stone
株式会社日本デザインセンターからmacOS用の日本語向けテキストエディタアプリ「stone」を発売された。
「stone」は縦書きに対応した日本語向けテキストエディタ。必要な機能を最小限にとどめられたシンプルな画面に文字を美しく綴れるのが特徴。執筆に集中できるように視界が煩雑にならないような工夫がなされている。主な機能として明朝体・ゴシック体による縦書き・横書きに対応。文字サイズ、行間行長の変更、保存や印刷などが可能。公開レビューでのフィードバックをもとに自動保存機能なども搭載している。
stoneで使用できるフォント
和文と欧文のフォントを組み合わせた「混植」と呼ばれるグラフィックデザインのノウハウを取り入れられている。選択できる書体は明朝体とゴシック体。
明朝体は「游明朝」と「Times New Roman」、ゴシック体は「游ゴシック」と「Helvetica Neue」を組み合わせたフォントが使用できる。
游明朝
游明朝体は「時代小説が組めるような明朝体」をキーワードに、単行本や文庫などで小説を組むことを目的に開発されており、字の大きさの揃った現代的な明るい漢字と、伝統的な字形を生かしたスタンダードな仮名の組み合わせは、これまでの明朝体とは違う特徴になっている。
游ゴシック
游ゴシック体は、游明朝体と一緒に使うことを想定して開発されたスタンダードな角ゴシック体。ややフトコロがせまい漢字と、伝統的なスタイルを持ったすこし小さな仮名の組み合わせが特徴。
stoneの購入に関して
stoneの購入先はApp Storeからの購入となる。価格は3,000円で対応OSでmacOS 10.13、 10.12、10.11。
▼「stone」の購入はこちら
stone - Nippon Design Center, Inc.
原稿を気持ちよく書くことに特化したstone。テキストエディタとして持っている機能はとても少ないです。
しかも、対応フォーマットもプレーンテキスト(.txt)のみ。
文字に強弱をつけたり、画像を置いたりはできません。
最初は不便に感じるかもしれませんが、文章を書くことに集中できるはずです。
書体:
明朝体とゴシック体の切り替えが可能です。明朝体は「游明朝」と「Times New Roman」を、ゴシック体では「游ゴシック」と「Helvetica Neue」を組み合わせて使用しています。
縦書きと横書き:
stoneでは日本語を美しくみせるため、縦書きにも対応しています。括弧類や句読点の扱いなど、日本語ならではのルールへも配慮しています。
文字の大きさ・行間・一行の文字数:
俳句のように短い文章から長いレポートまで様々な文章を書きやすくするために、文字の大きさ、行間を調整できます。
また、一行の文字数を大まかに設定したり、全体・選択範囲の文字数を確認する機能があるので、雑誌のようなフォーマットが決まった媒体の原稿を書く際もstoneを使うことができます。
設定の保存・読み出し:
新たな設定を追加したり、保存された設定を使用することができます。また、stoneの使い方をイメージしやすいように、いつくかのプリセットを用意してあります。
ファイル名、ページ番号、日付の印刷:
stoneからの印刷やPDF保存時に、ファイル名、ノンブル(ページ番号)、日付の有無を選択することができます。それぞれの文字は本文の書体(明朝、ゴシック)に合わせて出力されます。
行番号の印刷:
stoneのアプリケーション上で表示されている行番号を印刷することができます。複数ページにわたって印刷された文章などを、画面と見比べる際に便利な機能です。
▼MacOS用縦書き用アプリ「stone」