ヘビ品種図鑑
誠文堂新光社は、2024年7月16日に、中井穂瑞領氏著書で、川添宣広氏が写真を担当した、品種改良が進んでいるコーンスネークやボールパイソンなどの品種に加え珍しい変異なども幅広く掲載した、ヘビの多様な世界を1,200枚以上の写真で紹介する図鑑「ヘビ品種図鑑」を発売した。
爬虫類・両生類では定番の人気を誇るヘビ。
理由として飼育のしやすさに加え、バリエーション豊かな品種が揃うことが挙げられる。
コーンスネークやカリフォルニアキングスネーク・ボールパイソンなどが代表的で、高いコレクション性があり、飼育・繁殖も比較的容易に楽しむことができるのが魅力。
近年ではセイブシシバナヘビやカーペットニシキヘビの品種も多彩に揃う。
ほぼ全てが飼育下で品種改良された個体なので、飼いやすいヘビが多いのも人気の一因。
一方で、同じ種でも生息する地域によって外見に違いがあるものも知られ(地域個体群)、愛好家たちを楽しませている。
「ヘビ品種図鑑」では、そんなヘビの多様な世界を、1,200枚以上の写真で紹介する。同種でも、驚くほど豊富な色彩や模様があり、通常個体の面影がほとんどない品種まで作出されている。
基本的には、比較する意味で通常個体も掲載し、それから生み出された多彩な品種を楽しめるような構成。
生物としてのヘビの概略(特徴や分布など)に始まり、種や亜種、遺伝や変異・品種とその種類なども解説。
図鑑パートでは日本・南北アメリカ大陸・ユーラシア大陸とアフリカ大陸・オーストラリア大陸と地域別に構成。
中井穂瑞領Profile●神畑養魚株式会社勤務。世界各地にフィールドワークへ赴き、ミミナシオオトカゲやヒカリトカゲ、オビゾノザウルスなど希少種の発見に成功している。爬虫類両生類の専門誌へ寄稿・ 連載も多数。著書に『毒蛇ハブ─生態から対策史・文化まで、ハブの全てを詳説─』(南方新社)、『DISCOVERY ヘビ大図鑑 ボア・ ニシキヘビ編』(誠文堂新光社)、『DISCOVERY ヤモリ大図鑑』(誠文堂新光社)か゛ある。
川添宣広Profile●爬虫類、両生類をメインにペット、野生問わず撮影するカメラマン兼編集者。『爬虫・両生類ビジュアルガイド』シリーズ、『爬虫・両生類飼育ガイド』シリーズ、『フクロウ完全飼育』(誠文堂新光社)、『爬虫類・両生類1800種図鑑』(三才ブックス)など。
「ヘビ品種図鑑」目次
・CHAPTERⅠ ヘビとは
・CHAPTERⅡ ヘビの遺伝などについて
・CHAPTERⅢ 世界の美しいヘビの変異や品種
・日本国内に分布・記録のあるヘビの変異・品種
(アオダイショウ、シマヘビ、ジムグリ、シュウダ、スジオナメラ、シロマダラ、他
・南北アメリカ大陸周辺に分布するヘビの変異・品種
(コーンスネーク、プレーンズコーンスネーク、スナゴナメラ、トウブネズミヘビ、セイブネズミヘビ、サバクナメラ、ホンジュラスミルクヘビ、他)
・ユーラシア大陸(日本を除く)及びアフリカ大陸周辺に分布するヘビの変異・品種
(ブチガシラムチヘビ、オオアオムチヘビ、オグロナメラ、ホウシャナメラ、カサントウ、オオカサントウ、ナンダ、ヒメナンダ、タイワンアオヘビ、サラサナメラ、ミナミカラダイショウ、キタカラダイショウ、他)
・オーストラリア大陸周辺に分布するヘビの変異・品種
(カーペットニシキヘビ、ナイリクニシキヘビ、モエギニシキヘビ、ミドリニシキヘビ、シロクチニシキヘビ、ズグロニシキヘビ、チルドレンニシキヘビ、マダラニシキヘビ、ワモンニシキヘビ、他)
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