- 「アライバル」のショーン・タン氏による新作絵本「セミ」
- ショーン・タンの世界展(The World of Shaun Tan)どこでもないどこかへ
- ショーン・タン氏によるアカデミー賞受賞映画の原作絵本「ロスト・シング」
- 「13歳からの絵本ガイド YAのための100冊」「本屋で読書芸人」でも紹介されたショーン・タン氏による大人向け絵本「アライバル」
「アライバル」のショーン・タン氏による新作絵本「セミ」
河出書房新社から、世界的評価を集めるイラストレーターであり、絵本作家でもあり、映像作家でもあるショーン・タン氏による最新作「セミ」が2019年5月14日に発売された。
ショーン・タン氏はアングレーム国際コミック・フェスティバル最優秀作品賞、世界幻想文学大賞(アーティスト部門)、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞など、世界的な芸術賞・文学賞を多数受賞し、今最も注目されるイラストレーター・絵本作家の一人。
その旺盛なアイデアと製作意欲は、イラストや絵本にとどまらず、9年の歳月をかけて映画化した「ロスト・シング」では、2011年にアカデミー賞(短編アニメーション賞)を受賞するなど、舞台監督や、映画のコンセプトアーティストとしても活動の場を拡げており、日本でもこれまで、世界的ベストセラー「アライバル」を中心に、テレビや新聞でたびたび紹介され、話題を呼んできた。
「アライバル」は、「13歳からの絵本ガイド YAのための100冊」に取り上げられたり、
メイプル超合金・カズレーザーの好きな本として「本屋で読書芸人」でも取り上げられていた。
▼「13歳からの絵本ガイド YAのための100冊」紹介記事
▼「本屋で読書芸人」紹介記事
世界が注目するその才能による日本では実に5年ぶりの刊行となる最新作「セミ」は、人間と同じオフィスで働く「セミ」の目線から、風刺とユーモアをもって紡がれる物語になっている。32ページの絵本は、緻密な絵の魅力と名翻訳家・岸本佐知子氏によるリズム感ある翻訳で、多くの働く人に突き刺さる、大人向けの内容になっている。
ショーン・タンProfile●1974年オーストラリア生まれ。幼い頃から絵を描くことが得意で、学生時代にはSF雑誌で活躍。西オーストラリア大学(University of Western Australia)では美術と英文学を修める。これまでに発表したいずれの作品も卓越した内容と表現で評価が高く、オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。作品は世界中で翻訳出版されている。現代を代表する新進気鋭のイラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプトアーティストとして活動の場を拡げている。9年の歳月をかけて映画化した『ロスト・シング』で2011年にアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞。現在、メルボルン在住。代表作『アライバル』のほかに『遠い町から来た話』、『ロスト・シング』、『鳥の王さま』、『エリック』、『ロスト・シング DVDボックスセット』(以上、岸本佐知子訳)、『見知らぬ国のスケッチ』(小林美幸訳)、『夏のルール』(岸本佐知子訳)が邦訳されている。
岸本 佐知子Profile●翻訳家。主な訳書にM・ジュライ『いちばんここに似合う人』、L・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』、G・ソーンダーズ『短くて恐ろしいフィルの時代』など。著書に『気になる部分』、『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞受賞)、『なんらかの事情』などがある。
道尾秀介氏やヨシタケシンスケ氏が最新作「セミ」に推薦コメント!
最新作「セミ」刊行にあたり、道尾秀介氏やヨシタケシンスケ氏から、早くも大きな賞賛・推薦も届いている。
人間なんて大したことない。
誰もがたぶん気づいているこの事実を、物語で描くのは、本当に大変なことです。
それをこれだけの枚数でやってのけるとは、いつもながら恐れ入ります。
(道尾秀介氏)
(ヨシタケシンスケ氏)
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セミが人間と一緒に会社で働いている。誰からも認めらず昇進もせず、それでも17年間コツコツと……。 静かで過激な問題作。
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ショーン・タンの世界展(The World of Shaun Tan)どこでもないどこかへ
「ロスト・シング」や「アライバル」といった作品で知られるショーン・タン氏の展覧会「ショーン・タンの世界展(The World of Shaun Tan)どこでもないどこかへ」が2019年9月21日(土)~10月14日(月・祝)が美ジェイアール京都伊勢丹7階隣接の術館「えき」KYOTOで開催となる。
オーストラリアの作家であるショーン・タン氏は、1999年に刊行した初めての絵本「ロスト・シング」を元に2010年に短編アニメーション映画を発表し、アカデミー賞の短編部門の賞を受賞した。2006年に発表した文字のないグラフィック・ノベル「アライバル」は、大きな反響を呼び、2019年5月現在、23の言語で刊行され、日本でも その独自の世界観と表現方法で熱狂的なファンを獲得している。
「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」はショーン・タン氏が最初に絵と文を手がけた絵本「ロスト・シング」から最新作までの原画、習作のほか、スケッチ、映像作品、変な生き物をかたどった立体作品など約130点を展覧。彼がつくる奇妙で懐かしい世界をたっぷり紹介している。
▼展覧会公式サイト
ショーン・タンの世界展で10月5日にギャラリー・トーク開催!
2019年9月21日(土)より美術館「えき」KYOTOで開催中の展覧会「ショーン・タンの世界展」にて、ギャラリー・トークが開催される。
ファンタジーとノスタルジーが交錯する風景を、優れた作画力と物語性で描き出すjunaida氏。自身も画家であり、描くという目線でショーン・タンの作品をどのように感じているのか、日々の制作などとも合わせてトークが展開される模様。
〇「ギャラリー・トーク」情報
ギャラリー・トーク / Junaida(ジュナイダ)氏(画家)
日時:2019年10月5日(土)14:00から(約30分)
※マイクを使用し、会場内を移動しながら解説。
※事前申し込み不要。参加は無料だが、美術館入館券が必要。
※混雑した際は、入館制限する場合あり。
※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合もある
「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」イベント情報
ギャラリー・トーク(各日各回約30分)
●岸本佐知子氏(翻訳家)
日時:2019年9月21日(土)①11:30~ ②14:30~
●junaida氏(画家)
日時:2019年10月5日(土)14:00~
※マイクを使用し、会場を移動しながら解説。
※事前申し込み不要。参加は無料だが、美術館入館券は必要。
※混雑した際は、入館制限がかかる場合がある。
※展示作品やイベント内容が変更、または中止になる場合がある。
「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」展覧会概要
▼館名
美術館「えき」KYOTO(ジェイアール京都伊勢丹7階隣接)
▼会期
2019年9月21日(土)~10月14日(月・祝)10:00~20:00
入館締切=閉館30分前
但し、百貨店の営業時間に準じ、変更になる場合がある。
▼入館料(税込)
一般900円(700円)、高・大学生700円(500円)、小・中学生500(300円)
※( )内は前売および「障害者手帳」を提示の本人と同伴者1名の料金
▼前売販売
販売中~9月20日(金)まで
販売場所/美術館「えき」KYOTOチケット窓口(休館日を除く)
チケットぴあ(Pコード 769-845)、ローソンチケット(Lコード 56022)など
▼主催
美術館「えき」KYOTO、京都新聞
▼監修
ショーン・タン、ちひろ美術館
▼後援
オーストラリア大使館
▼協力
株式会社河出書房新社、カンタス航空、ジョン・ハディ、ソフィ・バーン、アジェット・オーストラリア、アレン・アンド・アンウィン
▼企画協力
株式会社求龍堂、株式会社廣済堂
▼問い合わせ
ジェイアール京都伊勢丹
TEL:075(352)1111(大代表)
「ショーン・タンの世界展」5月11日から開催中!
2019年5月11日からは、ショーン・タン本人の全面的な協力のもとに、日本初の大規模な個展も開催されている。主催はちひろ美術館、企画制作は株式会社求龍堂、株式会社廣済堂。
ショーン・タンが最初に絵と文を手がけた絵本「ロスト・シング」から、最新作までの原画と習作のほか、スケッチ、映像作品、変な生き物をかたどった立体作品も含め約130点の作品を展示し、彼がつくる奇妙で懐かしい世界をたっぷり紹介する、すべての美術ファン・絵本好き必見の内容となっている。
【展示会情報】
ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ
▼会期
2019年5月11日(土)~7月28日(日)
▼会場
ちひろ美術館・東京
▼開館時間
10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
▼観覧料金
大人800円、高校生以下無料、年間パスポート2500円
▼詳細ページはこちら
ショーン・タン氏によるアカデミー賞受賞映画の原作絵本「ロスト・シング」
ショーン・タン氏による、2011年にアカデミー賞(短編アニメーション賞)を受賞した「ロスト・シング」の原作絵本。
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少年が海辺で出会った迷子は大きくて赤いだるまストーブとヤドカリとタコが合わさったような奇妙な生き物。街でも目立つのに誰もその存在に気づかない。アカデミー賞受賞映画の原作絵本!
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2011年アカデミー賞(短編アニメーション賞)受賞「ロスト・シング DVDボックスセット」
「ロスト・シング DVDボックスセット」は河出書房新社から2012年12月6日に発売。
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絵本原作刊行から10年の歳月をかけて創りあげ、見事に2011年のオスカーを受賞した、美しく独創的な魅惑の映像作品と、原作者でもあり監督でもあるショーン・タンのコメントやロング・インタビュー、カットされたシーンほか製作の裏話がわかる映像特典68分がついたDVD に、不思議なキャラクターが満載の絵本『あの想定外の変な生き物は何?』がセットになった特別版!
【セット内容】
《絵本》
『ロスト・シング』に登場する不思議なキャラクターたちが満載!
作品中で、少年が大切に持ち歩く図鑑にそっくりな絵本『あの想定外の変な生き物は何? 居場所のないものたち観察図鑑』(A5 変形、上製本、オールカラー4 8 ページ)
《DVD》本編16 分+ 映像特典68 分
◆第83回アカデミー賞短編アニメーション部門受賞作! ◆
少年が海辺で出会った迷子は、大きくて赤いだるまストーブとヤドカリとタコが合わさったような奇妙な生き物。街でも目立つのに誰もその存在に気づかない。迷子の家を探す不思議な旅が始まった! 絵本原作刊行から10年の歳月をかけて創りあげ、見事に2011年のオスカーを受賞した、美しく独創的な魅惑の映像作品。(本編16分)
映像特典(68分)
● 削除したシーンについて
● アートワーク(美術)について
● 監督たちからのコメント
1ショーン・タン
2アンドリュー・ルーヘマン
● 原作者ショーン・タンへのインタビュー
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「13歳からの絵本ガイド YAのための100冊」「本屋で読書芸人」でも紹介されたショーン・タン氏による大人向け絵本「アライバル」
「13歳からの絵本ガイド YAのための100冊」「本屋で読書芸人」でも紹介された世界各国で絶賛された文字のない絵本「アライバル」は、ショーン・タン氏による大人向け絵本。
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世界各国29の賞を受賞、世界中に衝撃を与えたグラフィック・ノヴェル、ついに刊行! 漫画でもコミックでもない、素晴らしいSF(センスオブワンダー)に満ちた「文字のない本」。
ショーン・タンProfile●1974年、オーストラリアのパース郊外に生まれる。現在、メルボルン在住。イラストレーター、作家。舞台制作や映画制作も手がける。ショート・アニメーション『The Lost Thing』が、第83回アカデミー賞短編アニメーション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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アライバル [ ショーン・タン ]
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「13歳からの絵本ガイド YAのための100冊」紹介記事
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▼執筆者(五十音順)
位頭久美子:絵本雑誌プロデューサー
奥野奈緒子:書店員
兼森理恵:書店員
三辺律子:英米文学翻訳家
中村真理子:ぶんこでいず・えほんでいず発行人
西村醇子:大学講師・翻訳家
野坂悦子:児童文学翻訳家・作家
平岡敦:フランス文学翻訳家
広松由希子:絵本評論家・作家
ほそえさちよ:編集者・大学講師
松田素子:編集者・作家
森口泉:書店員
▼掲載絵本(一部)
『アライバル』『ウェン王子とトラ』『サウスポー』『せかいいちのねこ』ほかコラムをあわせると全109冊を紹介。
▼監修
金原瑞人Profile●1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。訳書は児童書、ヤングアダルト小説、一般書、ノンフィクションなど500点以上。訳書に『不思議を売る男』『青空のむこう』『さよならを待つふたりのために』『月と六ペンス』、エッセイ集に『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』『サリンジャーにマティーニを教わった』、日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』など。
ひこ・田中Profile●1953年大阪府生まれ。児童文学作家、評論家。長編作品に『なりたて中学生』(第57回児童文学者協会賞)など。
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