タイププロジェクトがオーソドックスで汎用性の高い純明朝をベースにした「純丸明朝」の提供を開始
タイププロジェクトは、端正な骨格を持ちながらも穏和で落ち着いた雰囲気を醸し出す明朝体「純丸明朝」を2024年5月23日に発表した。
同日からタイププロジェクトのサブスクリプションサービス「TPコネクト」にて提供を開始した。
純丸明朝は、親しみやすいデザインでありながらも文字の骨格は端正で引き締まっており、魅力と信頼感を兼ね備えた書体。
明朝体の優美なシルエットを残し、読みやすく優しく、全体を通してマイルドで穏やかな表情で、書籍のタイトルから食品飲料のパッケージ、パンフレットからポスターに至るまで、さまざまなアイテムに安心して使用できる。
純丸明朝は、端正な骨格を持ちながらも穏和で落ち着いた雰囲気を醸し出す明朝体。明朝特有の縦画と横画のコントラストを極限まで低減することでチラつきを抑え、小さいサイズでもしっかり文字を認識でき、画面上での高い表示適性を実現している。
純丸明朝の和文書体および欧文書体は、日本デザインセンター 色部デザイン研究所がデザインした「皇居三の丸尚蔵館ロゴマーク」の書体としても採用されている。
タイププロジェクトの代表取締役である鈴木功氏は、「テンやハライの先端が太くて丸いのが純丸明朝の持ち味です。横画終端のおむすびのような丸いウロコは、あたたかみのある純丸明朝のキャラクターをよくあらわしてます。縦画と横画のコントラストはかなり低めに設定しましたが、ストロークの動きに伴う自然な抑揚はしっかり残しました。縦画と横画のコントラストを極力減らし、明朝体特有のチラつきを抑えた純丸明朝は、小さいサイズでもしっかり文字を認識できる表示適正の高い書体だと自負しています。サブスクリプションでの提供開始に先んじて、皇居三の丸尚蔵館のロゴタイプに採用されたことをとても嬉しく思います」と述べている。
純丸明朝ファミリーは、UL(ウルトラライト)、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)、H(ヘヴィ)の7ウエイトで構成されている。読みやすくて優しい表情を見せる純丸明朝は、書籍のタイトルから食品飲料のパッケージ、パンフレットからポスターに至るまで、さまざまなアイテムに安心してご使用いただけるフォントとなる。
「純丸明朝」製品詳細
▼販売価格 (税込)
純明朝は、サブスクリプションサービス「TPコネクト」で利用できる。
TPコネクト:30,000円/年額 (https://typeproject.com/service/tpconnect)
*TPコネクトは、AXIS Font、TP明朝、TPゴシック、TPスカイ、純明朝、純丸明朝、SST JP、TP国立公園明朝、都市フォントおよび四季フォントシリーズのすべての書体ファミリーを年間定額で利用できるサービス。
▼Webフォント
REALTYPE.jp サブスクリプション
▼製品仕様
文字セット:9,499字(StdN)
▼ウエイト
UL(ウルトラライト)、EL(エクストラライト)、L(ライト)、R(レギュラー)、M(ミディアム)、B(ボールド)、H(ヘヴィ)
▼フォーマット
OpenTypeフォントフォーマット
▼動作環境
macOS、Windows 10/11(日本語版)