mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

人工知能が法律に影響を与えるようになった未来解説本

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人工知能と法律

人工知能と法律

インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける近代科学社は、2022年12月26日に、佐藤健氏、新田克己氏編著、西貝吉晃氏、狩野芳伸氏、本村陽一氏、髙岡昂太氏、高橋和子氏、太田勝造氏著書による、人工知能が法律に影響を与えるようになった未来の姿を解説した一冊「人工知能と法律」を発売した。


編著者:佐藤健Profile
1981年 東京大学情報科学科卒、博士(理学)
富士通研究所、北海道大学を経て現在、国立情報学研究所教授
人工知能の論理的基礎理論およびその理論の法学への応用の研究に従事。
2017年 司法試験合格

編著者:新田克己Profile
1980年 東京工業大学大学院博士課程修了、工学博士
1980年 工業技術院電子技術総合研究所
1988-94年 新世代コンピュータ技術開発機構研究室長(出向)
1996年 東京工業大学大学院教授
2018年 東京工業大学名誉教授、国立情報学研究所特任教授、東京工業大学情報理工学院特任教授
2018-20年 産業技術研究所招聘研究員
人工知能の法律への応用の研究に従事。

著者:西貝吉晃Profile
2006年 東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程、修士(情報理工学)
2009年 東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻、法務博士
国立情報学研究所特任研究員、西村あさひ法律事務所弁護士などを経て
2013年 東京大学大学院法学政治学研究科助教、講師
2016年 日本大学法学部専任講師、准教授
2020年 千葉大学大学院専門法務研究科准教授
刑法、情報刑法、サイバー犯罪の研究に従事。

著者:狩野芳伸Profile
2007年 東京大学大学院情報理工学系研究科博士後期課程満期退学、博士(情報理工学)
2007年 東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻学術研究支援員、特任研究員等
2011年 独立行政法人科学技術振興機構さきがけ研究者
2014年 静岡大学学術院情報学領域行動情報学系列准教授、現在に至る
自然言語処理の研究に従事。

著者:本村陽一Profile
1993年 電気通信大学電気通信学研究科電子情報学専攻博士前期課程修了
2008年 同大学院より博士(工学)取得
1993年 通産省工技院電子技術総合研究所情報科学部研究員
2008年 産総研サービス工学研究センター大規模データモデリング研究チーム長
2011年 産総研サービス工学研究センター副研究センター長
2015年 人工知能研究センター副研究センター長、人工知能技術コンソーシアム会長
2016年 より人工知能研究センター首席研究員
現在、東京工業大学特定教授、神戸大学客員教授などを兼務。IPA未踏ソフトスーパークリエーター、AI ベンチャーCTO、人工知能学会理事、サービス学会理事、行動計量学会理事なども歴任。

著者:髙岡昂太Profile
2011年 東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース博士課程修了、博士(教育学)
2011年 千葉大学大学院医学研究院子どものこころの発達研究センター特任助教
2013年 日本学術振興会特別研究員PD 及び海外特別研究員(ブリティッシュコロンビア大学)
2017年 産業技術総合研究所人工知能研究センター研究員
2020年 産業技術総合研究所人工知能研究センター主任研究員
2022年 株式会社AiCAN 代表取締役
児童虐待対応の意志決定AI SaaS を提供する事業に従事。


著者:高橋和子Profile
1982年 京都大学理学部卒業
1982年 三菱電機(株) 中央研究所研究員
1994年 京都大学博士(工学)
1997-99年 ATR 音声翻訳通信研究所研究員
2000年 関西学院大学理学部助教授
2006年 関西学院大学理工学部教授
2016-17年 ブレーメン大学客員研究員
2021年 関西学院大学工学部教授
議論学、知識表現特に時空間の論理と推論システムの研究に従事。


著者:太田勝造Profile
1982年 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、法学修士
1982年 東京大学法学部助手(民事訴訟法)
1984年 名古屋大学法学部助教授
1991年 東京大学法学部助教授(法社会学・現代法過程論)
1997年 同教授
1997-98年 ミシガン・ロースクール客員教授(日本法)
2019年 明治大学法学

 

 


「人工知能と法律」内容紹介

 

民事裁判におけるIT化法案(「民事訴訟法等の一部を改正する法律」)が成立したことをきっかけに、IT技術および人工知能技術の導入が急速に発展している。
「人工知能と法律」では第1部で「人工知能と法」分野の歴史、次に法律における推論についての基礎的な知識を説明し、第2部では法律への具体的な人工知能の技術の詳細について紹介。
現在の法学に対する人工知能の到達点と、今後の日本の社会像が見えてくる充実の一冊となる。

 

▼「人工知能と法」分野の歴史について紹介している。


▼法律の基礎な知識について説明している。


▼人工知能の技術と法律への応用を具体的に紹介している。

「人工知能と法律」目次

第1部 「人工知能と法学」研究の歴史・法律の基礎
第1章 人工知能と法学の歴史と現状
1.1 法律エキスパートシステム
1.2 「人工知能と法学」のコミュニティ
1.3 司法のIT 化の動向
1.4 新しい法サービスLegalTech
1.5 機械学習の利用
参考文献

第2章 法律の基礎、裁判における事実認定、あてはめ、判決推論の解説
2.1 様々な種類の法律
2.2 推論構造の大枠としての三段階プロセス
2.3 法解釈条文と法律要件の関係
2.4 事実認定
2.5 あてはめ
2.6 原則と例外
2.7 証明責任
2.8 まとめに代えて~いくつかのケース

第2部 人工知能の理論とその法学への応用35
第3章ルールベース推論
3.1 はじめに
3.2 論理プログラミング
3.3 PROLEG
3.4 PROLEG を使った争点整理
参考文献

第4章 事例ベース推論
4.1 事例ベース推論とは
4.2 事例ベース推論の定式化
4.3 類推の基礎:構造写像理論
4.4 法律における事例ベース推論
4.5 事例ベース推論のまとめ
参考文献

第5章 自然言語処理
5.1 自然言語処理技術の概要
5.2 自然言語処理技術を用いた法律文書処理
5.3 今後の展望と課題
参考文献

第6章 ベイジアンネットワーク(事実認定への応用)
6.1 ベイジアンネットワーク
6.2 ベイジアンネットワークを用いた事実認定
参考文献

第7章 議論学
7.1 議論フレームワーク
7.2 議論フレームワークを用いた議論可視化
7.3 PROLEG からBAF の変換と意味論の保持
7.4 BAF を使った法律相談支援
参考文献

第8章 AI による裁判支援のあるべき態様:事実認定と法的判断
8.1 はじめに
8.2 リサーチ・デザイン
8.3 裁判を受ける意欲の有無:検討前
8.4 AI による裁判支援システムへの期待と不安
8.5 裁判を受ける意欲の有無:検討後
8.6 期待要素と不安要素の検討前と検討後の裁判意欲
8.7 各要因間の効果
8.8 おわりに
参考文献

 

 

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