城の少年
マイクロマガジン社は、怪奇幻想作家・菊地秀行氏とレトロモダン絵師・Naffy氏が贈る切ないおとぎ話の絵本「城の少年」を2020年12月8日に発売した。
「城の少年」あらすじ
丘のいただきにそびえる大きな城にひとりで住む十歳くらいの少年――彼は、自分が誰で、なぜ城にいるのかが分かりませんでした。
ただ、昔はたくさんの人たちが城に暮らしていて、少年の優しい父親と母親は王様と女王様でした。
でもある日、みんなは忽然と姿を消してしまったのです。
そんな、ひとりぼっちの少年の住む城の庭に、秋のある夜、芸を見せて生活する放浪者(ロマニー)たちがやってきました。
無人の城だと勘違いをした彼らは、たくさんのテントを張って、賑やかな音楽を奏ではじめます。
でも、少年は放っておきました。
会いたいとは思わなかったからです。
しかし、深夜に踊りの練習をしているロマニーの少女を見た少年は――?
ひとつの場所にしばられた謎の少年と流浪の少女がつむぐ、永遠の愛の物語。
怪奇幻想作家・菊地秀行氏×レトロモダン絵師・Naffy氏が贈る、切ないおとぎ話「城の少年」
「城の少年」は、アニメ化もされた「吸血鬼ハンターD」の著者である菊地秀行氏と、2020年の2月に刊行された絵本「Mou」で、第11回リブロ絵本大賞に入賞されたNaffy氏が贈る発売前から話題の絵本。
著者の先生方からのコメント
▼菊地秀行先生
漫画の原作も書いた。アニメにもなった。ゲームも出来た。それでも私は満足していなかった。作品のヴィジュアル化には、まだひとつ足りない。その思いを叶えるように『城の少年』は生まれた。出来ばえは四囲を圧する。ご覧のとおりだ。その九割は絵の力によるものだが、私の文章も役には立っているだろう。作中の花火のように美しくかがやいても、この絵本は消えはしない。いつまでも絵本という世界の空にかがやき続けるのだ。
▼Naffy先生
不思議が生きている世界は考えただけでわくわくします。
けれど不思議ゆえに生まれる孤独や葛藤もあるのだと、この物語は教えてくれます。
その孤独や葛藤の暗闇とそこに灯された小さな光のような出会いに心と色を重ねながら、描かせていただきました。
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Naffy氏著書「Mou」紹介記事
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