mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

文豪たちの生き様や人生、作品群を考察「文豪の死に様」

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文豪の死に様

誠文堂新光社は、2020年11月5日(木)に、門賀美央子氏著書による、死を起点にとらえる、文豪たちの生き様、作家の人生、そして生み出した作品群を考察した一冊「文豪の死に様」を発売した。
装丁画・漫画:竹田昼氏が担当。

「死ぬ間際まで何かを書かずにはいられない、その辺が文豪の文豪たる所以なのかな」―京極夏彦

太宰治38歳、芥川龍之介35歳。
作家は早死にだ。

いや、志賀直哉は88歳、井伏鱒二は95歳まで生きた。
人生が様々なように、死も様々だ。生物である限り絶対に避けようがない死。
人生最大の苦ではあるが、時には救済となることもある。

文学という手段で人生に取り組んだ文豪たちは、どんな死を迎えたのか。
迫りくる死の影は、作品に何らかの影響を与えたのか。
死の直前、彼らが見ていたのはどんな風景だったのだろう。


死に方を考えることは生き方を考えることだ。

「文豪の死に様」では、小説を通して様々な人生を世に問うてきた文豪たちの人生を、死という消失点にむかって遠近法的に見ていく。

そうすることで、その作家の人生、そして作品をより深く多角的に省察しようとする試みである。

巻末には著者・門賀美央子氏と京極夏彦氏の対談を掲載している。

 

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門賀美央子Profile●1971年、大阪府生まれ。文筆家、書評家。主に文芸、宗教、美術関連の書籍や雑誌記事を手掛ける。著書に『自分でつける戒名』(エクスナレッジ)、『ときめく御仏図鑑』『ときめく妖怪図鑑』(ともに山と溪谷社)、企画・原案に『お嬢様のお気に入り』(波津彬子著/小学館)がある。

 

「文豪の死に様」目次

樋口一葉 ■ 闇落ち前に斃れたこじらせ女子:明治29(1896)年、病死。享年24
二葉亭四迷 ■ 元祖意識高い系、洋上に死す:明治41(1909)年、病死。享年45
森鴎外 ■「馬鹿らしい」と叫びながら墜ちた巨星:大正11(1922)年、病死。享年60
有島武郎 ■ 夢想に生きた男の理想の最期:大正12(1923)年、情死。享年45
芥川龍之介 ■ 文壇アイドル、「世間」に敗れる:昭和2(1927)年、自死。享年35
梶井基次郎 ■ 早世の青春作家はバカッター?:昭和7(1932)年、病死。享年31
小林多喜二 ■ 国に挑み殺された男:昭和8(1933)年、拷問死。享年30
岡本かの子 ■ 鵺は美しく散る:昭和13(1938)年、病死。享年49
林芙美子 ■ 誰が芙美子を殺したか:昭和26(1951)年、病死。享年47
永井荷風 ■ 偉大なる孤独死の先駆者:昭和34(1959)年、病死。享年79
京極夏彦 × 門賀美央子 対談

 


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