スタシスさんのスポーツ仮面
岩崎書店は、現代アートの巨匠・スタシス・エイドリゲーヴィチュス氏が描き下ろしたユニークなスポーツ紹介絵本「スタシスさんのスポーツ仮面」を2018年12月13日に発売した。
「スタシスさんのスポーツ仮面」は、様々なスポーツをスタシス氏が「仮面」のイラストで表現したユニークなスポーツ絵本。
スタシス・エイドリゲーヴィチュス氏はリトアニア出身でポーランド在住の現代アーティスト。シカゴ国際ポスター展金賞、ブラチスラバ世界絵本原画展金賞など、海外の画家賞を総なめにする、世界で最も注目されるアーティストの一人。
スタシス・エイドリゲーヴィチュス氏の仮面のイラストに絵本学者の中川素子氏が、仮面をイメージした文章と種目の起源や競技のルールなどの解説を加え、現代アートとスポーツがコラボした、これまでにない「スポーツ紹介絵本」が誕生した。
スタシスさんが描いたのは、サッカー、バレーボールといったスポーツの種目から、タイムキーパー、聖火などスポーツを支える裏方まで下記の15の題材。
つり輪/ボート/サッカー/ゴルフ/障害馬術/ハードル/砲丸投げ/バレーボール/バスケットボール/自転車/アーチェリー/フェンシング/短距離走100m/タイムキーパー/聖火
◆本書のポイント
・海外の画家賞総なめの世界的アーティスト、スタシスさんの描き下ろし絵本
・2019年~20年、日本でスタシスさんの展覧会開催予定
・2020年の東京オリンピックに関する解説も掲載
・現代アートに初めて触れる子どもに、ピッタリの身近な題材
・スポーツに興味を持つ、新しい入り口になる絵本
・運動オンチにも楽しめるスポーツ絵本
「スタシスさんのスポーツ仮面」で、2020年の東京オリンピックに向けて、子供に様々なスポーツについて教えてみるのも良さそうだ。
「スタシスさんのスポーツ仮面」に関して、元陸上競技選手で侍ハードラー・為末大氏から推薦文も寄せられている。以下に為末大氏の推薦文を記載。
スタシスさんの絵本を読むと、スポーツをもっと遊んでいって、そんな気分になってくる。
スポーツにはいろんな顔があるんだから、顔にもいろんなスポーツがあってもいいじゃないか。
絵:スタシス・エイドリゲーヴィチュス●Profile1949年リトアニアで生まれる。1968年カウナス応用美術学校卒業。1973年ヴィルニュス美術大学卒業。1980年にポーランド・ワルシャワへ移住、1996年市民権を得る。細密画、蔵書票、絵本、ブック・アート、ポスター、仮面、彫刻「顔‐車」、インスタレーション、パフォーマンス「ゴッホとの会話」、演劇「白鹿」、映画「スタシスによる七つの謎」など、活動は多岐にわたる。蔵書票国際展(ポーランド、エストニア、ラトビア、ポルトガル)受賞(1973年)、バルセロナ世界絵本原画展・グランプリ(1986年)、シカゴ国際ポスター展・金賞(1987年)、ニューヨーク・国際ポスター展・銀賞(1988年)、ブラチスラバ世界絵本原画展・金賞(1989年)、ベオグラード世界絵本原画展・グランプリ(1990年)、ブラチスラバ世界絵本原画展・グランプリ(1991年)、世界ポスタートリエンナーレトヤマ・金賞(1994年)他多数。
文:中川素子Profile●1969年東京芸術大学大学院美術研究科修了。文教大学名誉教授。絵本学会会長(2009~2012)。主な著書に、絵本論『絵本はアート』(日本児童文学学会奨励賞)、現代美術論『スクールアート 現代美術が開示する学校・教育・社会』、共著書に『ブックアートの世界』(水声社)、『絵本の辞典』(朝倉書店)、絵本にボロルマー絵による『ジャータカものがたり かしこいのはだあれ?』(小学館)、スタシス絵による『アウスラさんのみつあみ道』(石風社)など多数。
「スタシスさんのスポーツ仮面」Amazonでの購入はこちら
スポーツって、面白い!
リトアニアを代表する現代アーティストがスポーツをテーマに表現したイラストと、その種目をイメージした文のコラボによるとてもユニークなスポーツ紹介の絵本。
一般に、スポーツへの入り口は、身近な人がやっていたり、学校の体育だったり、テレビ観戦だったりしますが、多くの人は、1つ1つの種目について具体的ことは案外知りません。この絵本の目的は、漠然と知ったような気になっていた「スポーツ種目」を改めて知ること、そこから改めて興味を持ってもらうことにあります。
1見開き1項目の種目解説などとてもぜいたくな用語事典でもある、ノンフィクションの絵本です。
「スタシスさんのスポーツ仮面」楽天市場での購入はこちら
|