花いけの勘どころ―器と色と光でつくる、季節のいけばな
誠文堂新光社は、2019年11月1日(金)に、いま、もっとも注目される気鋭の華道家・上野雄次氏による、いけばなの心、技を紹介した注目の一冊「花いけの勘どころ―器と色と光でつくる、季節のいけばな」を発売した。
「花いけの勘どころ―器と色と光でつくる、季節のいけばな」では、いけばなを根源とする著者が思う、花をいけるために大切なこと。花と光の関係、器を意識した表現などを基礎的な技術を含めて紹介。
花をいけるために大切なこと。
花を見つめ、向き合うことで、見えてくる自身の心。
いけばなにルーツを持つ華道家・上野雄次氏が花をいけるために大切なことを作例と合わせて、伝え自然界の摂理の中で、基礎的な花留めのテクニックも紹介してくれる「花いけの勘どころ―器と色と光でつくる、季節のいけばな」では、床の間に差し込む光に合わせた花のいけかた、器と花の組み合わせ、枝や葉を削ぎ落として生まれる形など、あらためて花との対峙の仕方を伝えてくれる一冊になっている。
上野雄次Profile●1967年京都府生まれ 1988年偶然出会った勅使河原宏氏の展覧会に衝撃を受け、華道を学び始める。国内の展覧会での作品発表の他、インドネシアのバリ島やタイなどでも創作活動を展開。2005年より「はないけ」のライブ・パフォーマンスを開始。さまざまな分野のアーティストやクリエイター、パフォーマーとのコラボレーションも多数。国内外ではないけ教室を開催している。2014年Japanese IKEBANA for every season をアメリカにて出版。同書はフランス語、イタリア語にも翻訳され欧州で出版されている。
「花いけの勘どころ―器と色と光でつくる、季節のいけばな」目次抜粋
はじめに
「花いけ」という言葉について
◆第1章 花を見つめる/花1種いけ
花をいける/花を見つめる/花との距離/花への価値観/花を擬人化する/日本水仙/椿/ペチュニア/河原撫子/琉球朝顔/姫小百合/蛍袋/小鬼百合/七竃/大金鶏菊
◆第2章 光と花/自然体でいける
光の方向性/床の間の光と位置/光に背く/演出としての光/山茶花/原種系チューリップ/仙人草/フリチラリア/山査子/アネモネ/葛/鳥兜・葛/琉球朝顔 二/秋桜・栗/房酸塊・屁糞葛/チューリップ
◆第3章 器と花/組み合わせを楽しむ
器の選び方/器を知ること/色合わせ/形と色合わせ/褄取草・菫/ラッパ水仙・原種系チューリップ/カンパニュラ・ニンジン/スモークツリー・フランネルフラワー/日本水仙 二/椿・火炎木/秋明菊・石化枝豆/椿 二/百日草/ハーデンベルギア/姫金魚草・万年草/パンジー/フランネルフラワー
◆第4章 重力を意識する/枝や茎を生かす
重力/花いけと重力/エネルギーを可視化する/削ぎ落とす/椿 三/蔓梅擬・アンゲロニア/山芍薬/蔓花茄子/苧環・木通/松・椿/恒春葛/胡瓜/菫/秋桜・葛/ハーデンベルギア 二/蓮/姫金魚草・オクロレウカ
◆第5章 バランス/美しさとおもしろさ
美しさのバランス/おもしろいということ/判断の仕事/花を飾る場所/アネモネ 二/椿 四/紫陽花・仙人草/鶏頭/ウォーターマッシュルーム・カンパニュラ/蓮 二/フリチラリア・葉蘭/薔薇
◆第6章:自分らしい花いけのための技術
一文字/十文字/ワイヤーを使った花留め/高さを出すテクニック/石を使った花留め/器を使ったテクニック/蓋を使う/二つの器を重ねる/二つの器を重ねる 2
器作家紹介
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花目録
あとがき
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