サンタクロース少年の冒険
「オズの魔法使い」の作者として知られるライマン・フランク・ボーム氏が子どもたちのために書いた、小さな赤ん坊だったクロースが、世界中の子どもたちに夢を与える「サンタクロース」になるまでを描いた心温まる児童書「サンタクロース少年の冒険」が新潮文庫から2019年11月28日に発売された。
「サンタクロース少年の冒険」の装幀と挿絵は、「大家さんと僕」でおなじみのカラテカの光営業担当・矢部太郎さんで、翻訳は「小公女」「秘密の花園」「続あしながおじさん」などの名作児童文学や、ポール・オースターやマーガレット・アトウッドなどの現代文学まで、幅広く手がける畔柳和代氏が担当している。
ライマン・フランク・ボームProfile●1856~1919年。ニューヨーク州出身。雑貨店を開いたり、新聞社に勤務したのち、作家に転身。1900年に発表した『オズの魔法使い』(新潮文庫、河野万理子訳)が世界的に大ヒットし、演劇や映画化された。本作は1996年、「少年サンタの大冒険」のタイトルでTVアニメ化された。
「サンタクロース少年の冒険」ストーリー
「サンタクロース少年の冒険」は、子どもだけではなく、大人にあげても喜ばれる、クリスマス・プレゼントに最適な一冊。
物語は、不死の妖精たちが暮らす「バージーの森」に一人の赤ん坊が迷いこむところから始まる。赤ん坊は「クロース」と名づけられて、妖精たちに見守られながらすくすくと育つが、ある時、森の主で世界中の木こりの長であるアークに連れられ、人間たちの厳しい暮らしぶりを知ることになる。クロースは同胞たちに寄り添って生きることを決意、森を出ていく。森の外では、妖精たちに助けてもらいながら木彫りのおもちゃを作って子どもたちを喜ばせる日々が始まるが、そこでは人間には姿が見えない怪獣「オーグワ」が跋扈しており、クロースや子どもたちに意地悪をする。クロースはオーグワたちとの戦いに挑むが…、果たして。
サンタクロース少年の冒険でも装幀&挿絵を担当して光営業が続く矢部太郎さん
「サンタクロース少年の冒険」の装幀と挿絵は、矢部太郎さん。
大家さんとの心温まる交流を描いたコミックエッセイ「大家さんと僕」がシリーズ100万部を突破、手塚治虫文化賞短編賞、「ダ・ヴィンチ」ブックオブザイヤー2018、そしてオリコン年間BOOKランキング・タレント&コミックエッセイ2018第1位の三冠を達成するなど、2018年の出版界の話題を独占した。2019年にも、「大家さんと僕」続編でオリコン年間BOOKランキング・コミックエッセイ部門の2年連続1位に輝くなど、光営業とも呼ぶべきクリエイターとしての才能を光輝かせ、活躍を続けている。
「サンタクロース少年の冒険」でも、キュートな装幀のほか、赤ん坊のクロースが白いひげをたくわえたサンタクロースに成長するまでの各場面の挿絵を描いている。
かく言う私も「大家さんと僕」「大家さんと僕 これから」のファンであり、既に二冊は読書済み。大家さんと矢部さんに、大変ほっこりさせていただいた一人である。
今回のお仕事も含め、大家さんもきっと、現在の矢部太郎さんの活躍を喜んでおられることだろう。
▼矢部太郎氏の光営業的なコメント
「サンタクロースの赤ん坊時代や少年時代を想像しながら描くのがとても楽しかったです! クリスマス・プレゼントにもぴったりの本だと思います。」
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妖精の森に迷い込んだ赤ん坊がみんなのサンタさんになるまでーー
『オズの魔法使い』の作者からの最高のクリスマス・プレゼント!
表紙とイラストは矢部太郎さんです!!
不死の妖精たちが暮らすバージーの森に、ある日突然赤ん坊が迷いこんだ!クロースと名付けられたその子どもはすくすくと成長するが、人間たちの厳しい暮らしぶりを見て森を出ることを決意。子どもたちに夢を与えるため、玩具作りを始めたクロースだが、世界には人間に嫌がらせをする怪物が跋扈していて……。『オズの魔法使い』の作者が子どもたちのため に書いたクリスマス・プレゼント。
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大家さんと僕 [ 矢部 太郎 ]
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