フォントワークスがBAKEが運営するブランドRINGOのカスタムフォント「RINGO TYPE BOLD」を開発
フォントワークスは、BAKEの人気ブランドRINGOのカスタムフォントを共同開発したことを2024年12月26日に発表した。
焼きたてカスタードアップルパイ専門店「RINGO」
焼きたてカスタードアップルパイ専門店「RINGO」は、工房一体型をコンセプトに、店舗で焼き上げたできたてのアップルパイを提供している。ブランドの根幹である商品の「原材料へのこだわり」「手間を惜しまない」「フレッシュな美味しさ」そのひとつひとつに思いを込め、究極の美味しさを追求。
RINGO TYPE BOLD
RINGOはBAKEが運営する焼き立てのカスタードアップルパイで人気の高いブランド。
RINGO TYPE BOLD(リンゴ・タイプ・ボールド)は、フォントワークスの書体デザイナー、中村勇弥氏とRINGOのクリエイティブチームが共同で開発した欧文書体となる。
既存のRINGOのロゴタイプを基に、ブランドデザインの特長である「シンプルかつミニマル」「上質さ」「こだわり」「とっておき」を反映させ、一貫したブランドメッセージを伝えられるように設計された。
▼既存のロゴタイプを基に開発された欧文書体RINGO TYPE BOLD。RAPLは海外展開のブランド名
▼株式会社BAKE RINGOクリエイティブチームによるコメント
BAKEは「お菓子を、進化させる。」をビジョンに掲げ、常にチャレンジし続けるお菓子の会社です。
RINGOはBAKEのブランドの中でも熱量の高いファンの皆さまに長く愛されているブランドです。
「原材料にこだわり」「手間を惜しまず」「フレッシュな美味しさ」を追求し、工房一体型の店舗で1つ1つこだわりをもって焼き上げております。
中村さんが制作してくださったRINGO TYPE BOLDを通して、RINGOを好きになってくださるお客様がさらに増えたら嬉しいなと思っています!
▼フォントワークス書体デザイナー 中村 勇弥氏によるコメント
街で見かけたRINGOのロゴに惹かれ、魅力的に映る理由を考えているうちに、ぜひ書体にしたいと思いました。そこから始まり、お話を持ちかけたRINGO TYPE BOLDをBAKEさまに喜んでいただけたこと、そしてこれから実際に使われていくことが本当にうれしいです。おいしく、遊び心満載で、ボールド=大胆な書体を、街やWebで楽しんでください。
中村勇弥Profile
早稲田大学文学部卒業。2020年フォントワークスに入社。入社後から藤田重信のもとで築地活版製造所の明朝体復刻プロジェクトや企業のカスタムフォント制作に携わる。
RINGO TYPE BOLDの特長
既存のRINGOロゴタイプの特長である太さ、幾何学的な形状、そして極細のスリットや線が書体デザインのベースとなっている。
型破りでポップなデザイン書体でありながら、繊細な視覚調整やスペーシング、カーニング調整を行い、可読性を担保。さらに、ロゴの個性がもっとも色濃く出る A、C、O、V、W には見慣れた形に近いオルタネート(異体字)を用意し、短いフレーズから長めの文章まで、あらゆるテキストでRINGOらしさを表現できる。また、複数のオルタネートのほかに、愛らしい記号、リズミカルな数字も搭載している。
RINGOのクリエイティブチームと共にアイディアを練り上げ、使いやすさ、遊び心、そしてRINGOらしさを大切にした書体となる。
▼RINGO TYPE BOLD収録文字
▼RINGOらしさを詰め込んだ "とっておき" な書体、「RINGO TYPE BOLD」誕生の舞台裏(前編)
▼RINGOらしさを詰め込んだ "とっておき" な書体、「RINGO TYPE BOLD」誕生の舞台裏(後編)
▼RINGO TYPE BOLDを使用した店頭ポスター
今後の展開
この書体を用いたデザインは、2024年12月より各所にて導入を開始。さらに、今後店舗ディスプレイなどで使用される予定となっている。
また、当書体のプロジェクトがどのようにしてスタートしたか、制作背景などをTHE BAKE MAGAZINEで公開している。