モリサワ Figma向け無料プラグイン「PMF by Morisawa Fonts」をリリース。クリエイターのコラボレーションに向けた新たなデザインワークフローを提供
モリサワは、コラボレーションインターフェースデザインツール「Figma」向けのフォントプラグイン「PMF by Morisawa Fonts」を2025年2月21日にリリースしたことを発表した。
モリサワがFigma向けにプラグインを提供するのは今回が初めてで、Figma内でモリサワの提供する多彩なフォントを利用できるようになった。
近年、Figmaを中心としたクラウドベースのデザインコラボレーション環境が急速に普及し、フォントに関しても従来のワークフローとは異なる新たなデザイン体験を提供することが求められている。
Figmaプラグインの活用により、ノンデザイナーを含むプロジェクトメンバー全員がフォントを適用した確認や編集ができる、よりシンプルで効率的なワークフローを支援。
今回リリースした「PMF by Morisawa Fonts」は、モリサワの提供するフォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」のライセンス契約がなくても、Figma上でフォントが使える無料プラグインとなる。
UI/UXデザイナーやコミュニケーションデザイナーが、プロトタイピングやデザインシステム策定前のフェーズで多彩なフォントを活用できる新たな手法として提供するもの。
▼「PMF by Morisawa Fonts」について詳細はこちら
https://www.figma.com/community/plugin/1468927948927712575/product-market-font-pmf-by-morisawa-fonts
「PMF by Morisawa Fonts」概要
▼主な機能1. 多彩なモリサワフォントの利用
Figma上で「UD新ゴ」「リュウミン」「ゴシックMB101」など、デザインの現場で愛される定番フォントを無料で使用可能。パス化機能により、フォントライセンスの契約なしでも編集やコラボレーションが可能となる。
▼主な機能2. 文字属性の設定
字間やプロポーショナル調整などのタイポグラフィ設定が可能。また、縦書き機能(β版)を搭載し、リール動画や縦型コンテンツ向けのデザインをサポート。
▼主な機能3. テキストのパス化・復元によるコラボレーション
Figma上でテキストをSVGとしてパス化でき、デザインの調整後に元の状態へ復元可能。これにより、フォント環境が異なるチーム間でもスムーズなコラボレーションを実現。
▼利用シーン例
・UI/UXデザイン:デザインシステム策定前のフォント検証や、プロトタイピングでのタイポグラフィ調整に活用
・コミュニケーションデザイン:バナーやSNS投稿、プレゼン資料など、ブランドのトーンに合わせたフォント選定に最適
・Webデザイン:Webサイトのデザインモックアップにおいて、見出しやタグラインのフォントを適用し、完成イメージを視覚的に表現
▼利用方法
Figmaコミュニティより「PMF by Morisawa Fonts」(無料)をダウンロード。
▼Figmaコミュニティリンクはこちら
https://www.figma.com/community/plugin/1468927948927712575/product-market-font-pmf-by-morisawa-fonts
▼提供書体
リュウミン L-KL
じゅん 101
ゴシックMB101 L
UD新ゴ L
UD黎ミン L
UD新ゴ コンデンス80 L
虹蛸天国
ボカッシイG
※2025年2月現在の提供書体となる。
※Morisawa Fontsユーザーは、本プラグインなしでも、自身の端末にインストールした契約中のフォントをFigma上で使用できる。
▼利用方法はこちら
Morisawa Fontsについて
Morisawa Fontsはクラウド型のフォントサブスクリプションサービスです。グラフィックデザイン、WebサイトやプロダクトのUI/UX、映像や動画といったモーショングラフィックスなど、さまざまなクリエイティブスタイルに必要なフォント環境を柔軟に提供。また、事業規模に応じたエンタープライズ要件に対応する機能も随時アップデートし、効率的なワークフローをサポート。さらに、日本国内だけでなく2024年からはシンガポールで販売するなど、国境をまたぐグローバルなクリエイティブワークへの対応も進めている。