万葉の鳥
誠文堂新光社は、2021年9月3日(金)に、山下景子氏著書による、野鳥好き、和歌好きにむけた万葉集の手引き書「万葉の鳥」を発売した。
現存する最古の和歌集である「万葉集」。
令和の元号に採用されたことをきっかけに、その魅力が改めて見直され、親しむ人が増えている。
花鳥風月を詠んだ歌が豊富なのは知られることですが、「万葉の鳥」には、はっきりわかっているだけでも、約30種の鳥を題材にした歌が詠まれている。
愛らしい鳥の姿や、その鳴き声に、愛しい人の姿や心情を重ねたり。季節の移り変わりや身近な出来事をつづったり。
「万葉の鳥」では、そんな『万葉集』で詠まれた約30種の野鳥について、その品種ごとに和歌の愉しみ方を読み解く。
万葉集で登場する鳥を解説しながら、その周辺の和歌についてもあわせて紹介。
またそれぞれの項の末尾には、「鳥しるべ」として、現在のバードウォッチングにも活用できる様々な情報も加えられた。
自然豊かな地域はもちろんですが、都会暮らしであっても、思いのほか様々な野鳥を目にすることができる。
古えの歌人に思いをはせ、愛らしい鳥の世界に親しんではどうだろうか。
山下景子Profile●兵庫県神戸市生まれ。武庫川女子短期大学国文科卒業後、作詞家を目指し、「北海道・北賛歌コンクール」「愛知・名古屋マイソング」で最優秀曲など、数々の賞を受賞する。初めての著書『美人の日本語』(幻冬舎)は26万部を超えるベストセラーに。他に『花の日本語』『ほめことば練習帳』(幻冬舎)、『しあわせの言の葉』(宝島社)、『日本人の心を伝える思いやりの日本語』(青春出版社)、『大切な人に使いたい美しい日本語』(大和書房)、『手紙にそえる季節の言葉365日』(朝日新聞出版)などがある。
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