mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

化石観察ガイド本「おせっかいな化石案内」

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おせっかいな化石案内: 見えないものが見えてくる! 古生物の観賞ポイントを解説してみた

おせっかいな化石案内

誠文堂新光社は、2024年7月12日(金)に、芝原暁彦氏著書による、会いに行ける「推し化石」をとことん解説した化石観察ガイド本「おせっかいな化石案内」を発売した。


恐竜の化石が見たければ、博物館へ行く。
古生物の生態が知りたければ、図鑑を読む。

しかし、実際には恐竜の全身骨格が発掘されることはきわめて稀で、ましてや彼らが生きた当時の姿がそっくりそのまま描かれているわけでもない。

目の前にある化石化した古生物が、いつどこで、どのように生きていたか、なぜその地層から見つかったか。古生物の生態や地層の特徴を理解するためには、化石を“視る技術”が必要となる。

 

 

いまや化石となってしまった古生物たちにとって、もしかしたらそれは“おせっかい”なのかもしれない。

しかし、化石をさまざまな角度から楽しみたいという人にとっては、そんな案内人が待たれている。

 

「おせっかいな化石案内」では、気さくな古生物学者・芝原暁彦氏がその“おせっかいな案内人”を務める。

博物館へ足を運びづらい人にとっては行った気分を味わえるし、一味違った化石図鑑としても楽しむことができることだろう。
博物館を聖地巡礼的に訪れることもできるので、ぜひ「おせっかいな化石案内」を片手に化石に会いに行ってみよう。

 

▼イラスト:川崎悟司氏

▼イラスト:川崎悟司氏

 


芝原暁彦Profile●地球科学可視化技術研究所 所長 / 福井県立大学 客員教授
古生物学者。博士(理学)。大学時代に福井県の恐竜発掘に参加し、その後は北太平洋で微化石の調査を行う。筑波大学で博士号を取得後は、(国研)産業技術総合研究所の地質標本館で地球科学の可視化技術に関する研究に従事。2016年に「地球科学可視化技術研究所」を設立。「未来の博物館」を創出するための研究を続けている。2019年より恐竜学研究所(福井県立大)の客員教授を、2021年から同大学の客員教授を兼務。また「ウルトラマンブレーザー」などの地学監修を行う。著書に『特撮の地球科学』(イースト・プレス)ほか多数。

 

「おせっかいな化石案内」「はじめに」より

 私たちが住む日本列島は、様々な時代の地層や岩石が寄り集まってできており、その様子はさながら「地質の幕の内弁当」。そんな日本各地の地層から発見される化石も、様々な時代の生物を記録しています。そして北海道から沖縄まで数多く存在する博物館もまた、その土地の歴史を象徴する化石を数多く展示しています。
 博物館はいわば身近なタイムトンネル。その土地の数千万年前~数億年前の景色を見せてくれる時空移動装置ともいえるでしょう。
 この本では、日本の各地にある博物館展示物の中で最も美味しい部分、すなわち「推し展示」を抽出し、それについてひたすら解説する本になっています。博物館全体を網羅的に解説するのではなく、あえて博物館で一番見ていただきたい化石や展示物にフォーカスして、私をイメージしたキャラクターが熱く語りかけてくる内容です。
 推し展示は化石だけでなく、地層や発掘現場、恐竜ロボットに至るまで本当に多種多様で……おっと、ネタバレはこれぐらいにしましょう。ぜひ本書の中で、迫力の写真やイラストと共に、心ゆくまでお楽しみください。

 

 

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