mojiru【もじをもじる】

「mojiru」はこのブログ名。「もじる」は著名な言い回しに似せて表現すること。ブログでは、本・映画・グルメなどのヒット商品や気になったトレンドを文字をもじったりもじらなかったしながら、フォントを使ったり使わなかったりしながら取り上げていく。更新頻度は1日1回が基本です。[もじる使用例]1.吾輩は下戸である。お酒は飲めない。2.太閤がまずしかったから。3.棋士の一二三に惨敗。

発達障害の特性を武器にする子育て本「天才肌な発達凸凹っ子の育て方」

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天才肌な発達凸凹っ子の育て方: せっかくの才能を引き出すための新発想アドバイス

天才肌な発達凸凹っ子の育て方

誠文堂新光社は、2024年8月16日に、南雲玲生氏著書で、magari氏が漫画を担当した、発達障害の特性を逆手に取る方法を伝授、特性を武器にする子育て本「天才肌な発達凸凹っ子の育て方」を発売した。

 


発達障害は「障害」ではない。
その困りごとだけ補正すればいい

子供の発達に悩みがある家庭では、こんなことに困っていないだろうか? 


◎感覚過敏なところがある
◎何かに強いこだわりがある
◎自分の意見を伝えるのが苦手
◎気持ちのコントロールが難しい
◎依存するほど何かにのめり込むことがある

 

漫画/magari


漫画/magari

上記を理由に、学校でもなじめず、もしかしたら不登校などの問題を抱えているかもしれません。でも、これ、実は「障害」ではないんです。適切なサポートとその子に合った環境にさえ出会えれば、むしろ「才能」になります。まるで近眼の子にメガネをかけるような、問題解決のサポート術をまとめたのが本書です。放課後デイサービスを設立し、精神科医とタッグを組んで何百人もの児童を支援している著者が、上記の困りごとを克服するコツとアイデアを提案しています。
 ちなみに、著者もADHDの当事者。IT業界で起業し活躍、成功しています。なのでこれが「障害」という認識はありません。発達障害は「発達凸凹」、発達障害児のことは「発達凸凹っ子」と呼んでいます。

 

南雲玲生Profile●1973年神奈川県横浜市出身。日本のゲーム史に残る「beatmania」、スマホアプリ「斉藤さん」を企画開発し大ヒットさせたゲームクリエイター・作曲家。2018年、放課後等デイサービス「ドーユーラボ」を沖縄に設立。精神科医後藤健治医師による発達障害児童向けの診察方針をもとに、児童の個性や特性を育む施設として、現在那覇、比屋根、浦添の3カ所で運営中。自身も「注意欠陥多動性障害(ADHD)」と診断された経験を活かし、日々発達凸凹のある子供たちの隠れた才能を引き出している。

 


ADHDにはクールに ASDにはルールを「天才肌な発達凸凹っ子の育て方」

 

発達凸凹には大きく分けてADHDタイプとASDタイプがある。

行動が似ているようでも、ふさわしい対応が180度ちがう。
例えば、「注意の仕方」にも別のコツがある。
 宿題があるのにゲームをやめないとき。
ADHDはうすうす「そろそろやめないとヤバい」とわかっているので、「お母さんはそろそろ宿題をやった方がいいと思うけどな」とつぶやくのが最も効果的。
決して「だから言ったでしょ!」のように怒らない方が伝わる。
ちょっと突き放して「しょせんはあなたが決めること」と言う方がその子に響く。
一方ASDは夢中になっている時に何を言っても無駄。
つぶやいても怒っても効果は限定的。
最初から自分でやめられるように「何時何分まで」とルールを決めておくのが一番。
時間が守れたらごほうび、守れなかったら「一回お休み」などのペナルティを設けるのもおすすめ。
このように、「天才肌な発達凸凹っ子の育て方」には特性に合った接し方、考え方がわかりやすく紹介されている。

 


不登校を心配するより、その先の未来についてまずは話し合ってみよう「天才肌な発達凸凹っ子の育て方」

今目の前の困りごとに頭を抱えている家庭も多いことだろう。
しかし、学校生活や勉強の目的は、自立した大人になること。

著者は、発達凸凹の個性をそのまま育んで、好きな仕事に就けるように、と言う視点でサポートしてる。
そのおかげで、普通学級と支援級を行ったり来たりしている子、時に不登校に悩んだ子でも、この放課後デイサービスの卒業生は、県内一の進学校に入ったり、音大に進んだりしている。
自分に合った専門学校に進学して、その道のプロをワクワクしながら目指している子も多くいる。
目先の義務教育に無理してなじむ方法を考えなくても、その先の未来に照準を当てる、と言うのが著者の提案となる。
むしろ社会に出れば発達障害全開で生きた方が成功しやすい、と言うことも漫画を使って実体験を紹介しており、親御さんが知れば安心する情報ばかり。

漫画/magari

 

漫画/magari

「天才肌な発達凸凹っ子の育て方」目次

第1章
当事者だからわかる! ここがスゴイぞ 発達凸凹
1 とことんトントン「過集中」
2 空気を読みすぎる今だから必要な「発言力」
3 興味シンシン 好奇心と行動力(ADHD)
4 怒ってもすぐ仲直り「Theサバサバ人」(ADHD)
5 なんでやねん!「自己つっこみ力」(ADHD)
6 何を言われてもブレない強さ(ASD)
7 ルールは守る! 正義の味方(ASD)
8 人の喜びが自分の幸せ(ASD)

第2章
親が知っておきたい 発達凸凹の種類と考え方
1 ADHDは2タイプ ASDは3タイプ 発達凸凹のタイプを知ろう
   自分たちだけで悩むのはやめましょう
   ADHDとASDのちがいは人に対する「愛着」   
2 ADHDにはジャイアン型とのび太型がある
   「1番」にこだわる子や相手に依存する子もいる  
3 ASDには孤独なサムライもいれば愛情いっぱいの子もいる
   愛情、人情、感情で動きこだわりより愛着を優先
4 ADHDの子には「旅」 ASDの子には「愛」
   山のいただきにポツンと立っているADHD
   エデンの園から追放され人間界を学ぶASD
5 だから早期発見がいい!
   発達凸凹の診断は思春期前がおすすめ
   「自分の子どもなのにまったく理解できない」と言う前に

第3章
精神科医と考えた 才能を引き出す新発想アドバイス
1 才能を活かせるストレスフリーの環境を探す
「海賊王」って定員なん人?
好きなことでお金をかせいでたまに贅沢ができるおとなになる!
やりたくないことは「ごほうび」でのりきる
2 本人が切望しているものウキウキを見つけよう
   興味のあるもの=「過集中」しているもの
   興味のありそうなものをただ置いておく
   自分で解決、達成する喜びを感じさせる
3 好奇心を刺激するワクワクを探そう
   学校とはちがう「行きたい!」場所に行こう
   オタクの友や凸凹仲間を見つけよう
4 発達凸凹っ子はほめ方にもコツがある
   ほめるときは具体的にピンポイントで
   ほめられてがんばるASD
   ほめられてもうれしくないADHD
   ADHDにはクールに ASDにはルールを
5 仲間になる? ライバルになる? 子どもと沼落ちしてみる
   子どもがはまっていることに一緒にはまってみる
   親がはまっていること(仕事でも)を子どもに見せる

6 自分のココロは自分で守る!
   ココロの声を「ことば化」する練習を
   「ココロのシナリオ」のやりとりをしよう
   ことば化できないときこそ「おとな劇団」の出番
   悪口上等! ココロで思うことは自由だよ

第4章
放課後等デイサービス「ドーユーラボ」で才能を開花させた子どもたち
1 進学校で好きな美術を学ぶ「クリエイティブな天才」Kさん(16歳・女性)
2 国公立大学で音楽を学ぶ「作曲の天才」Yさん(18歳・男性)
3 「ドーユーラボ」設立のきっかけをくれた「ITの天才」Iさん(21歳・男性)
4 不登校から才能を活かせる専門学校へ「音響の天才」Tさん(17歳・男性)

第5章
漫画 ADHDの私が体験した生きづらさと生きててよかったこと
読むと元気になる、ある発達凸凹っ子の人生
吃音に悩まされた編
いじめもあった編
学校生活が合わない編
偏食もあった編
自分の気持ちを説明できない編
自立へ-そして自分らしく生きる道

コラム 南雲のつぶやき
ADHDの考え方
進路の悩みを相談されたら
合理的配慮について考えよう

 

 



 

 

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